あなたの旅のテーマはなんですか? 世界の窓やドアをテーマにした異色の写真集『世界の窓』『世界のドア』
皆さんは、旅した時、撮る写真にテーマってありますか? 今週は世界中の窓だけ(!)を写した写真集『世界の窓』と、ドアだけを写した『世界のドア』という「世界のなんとかシリーズ」(?)をご紹介したいと思います。どちらも、私のとってもお気に入りの写真集。「夏休みにご紹介するのに、ぴったり」と思って温存しておりました。とにかくね、眺めているとワクワクしてきて、心が「遠いどこか」へ飛び、パタンと本を閉じると、身体も遠いどこかへ行きたくなっちゃう危険な写真集なんです。だから、危険を冒せる夏休み前にご紹介したかった、というわけ。
窓やドア・・・・それだけ写した写真集なんて面白いの? と思う方もいらっしゃるかな? だけど、面白いんですよー、これが。
ギリシャの青い、青い空の下の、真っ白な壁+カラフルな縁取りの窓、インドのマハラジャらしき人物が描かれたドア、中国の新年のお祝いらしき札が貼られた悠久の昔のドア・・・・中には、洗濯物がなびいていたり、古めかしい窓を美しい花々やレースのカーテンで飾っていたりする窓もあり、お国柄だけでなく、その窓やドアの向こうで実際に暮らしている人々の個性も映し出されていて、なんとも味わい深い写真がいっぱいです。
窓やドアを開けてもらって、その向こう側の世界へ入れてもらえそうな写真もあれば、窓もドアも決して開かず、どうしても向こう側に入れてもらえそうもない写真もあります。世界はひとつになれる!という気がしたり、やっぱりそれはなかなか難しいかな、という気がしたり。クローズアップされた窓やドアに、お国柄や文化、風土が本当に鮮やかに浮かび上がっていて、世界は広いなあ、とつくづく思います。
かわいらしいコンパクトサイズですが、表紙というドアを開けば、そこには広い世界が広がっている素敵な写真集です。
『世界の窓』
『世界のドア』
ベルンハルト М・シュミッド 著(ピエ・ブックス)各定価1890円
お勧め度 ★★★★★
今週のおまけ本
『レールウェイ』
キース・ラブグローブ 著(ピエ・ブックス)定価3990円
こちらは、列車の旅にスポットを当てた大判の写真集。最近の写真もいいんだけど、やっぱり華やかなのは、20世紀前半までの写真。乗客も乗員も品があって、すっごくおしゃれ。そして、とても優雅で贅沢です。当時の食堂車で使われた食器なども紹介されていて、こちらも興味深いです。
『世界の窓』『世界のドア』『レールウェイ』を発行しているピエ・ブックスのサイトはこちらです。
http://www.piebooks.com/
●中沢の場合、旅写真のテーマは猫。猫を見かけると、ダダダダダッと走ります。そんな秘蔵写真(?)から、窓とドアも(たまたま)写っている写真を。
にょーっと伸びをする警戒心ゼロの猫+誰かの家の玄関。
ギリシャ・ミコノス島にて。
窓から下界を見つめる哲学者顔の猫+誰かの家の窓。
ポルトガル・リスボンにて。
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2006-07-18 | 固定リンク
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