愛猫のかわいさの前では、鬼才・松尾スズキもメロメロ 『ニャ夢ウェイ』
松尾スズキ+河井克夫+猫。私の「好き」が凝縮したコミック・エッセイ、それが『ニャ夢ウェイ』であります。こいつは反則だ。ん、もう、面白かわいすぎー。
松尾さんといえば、劇団「大人計画」の主宰者であり、脚本家であり、俳優であり、作家であり、時に脱力、時に鋭利なコラムを書くエッセイストでもあるスーパーマルチな鬼才です。一方の河井さんは、面白怖い脱力マンガを描いたり、演劇や映画に出演したりする、こちらも鬼才と言っていいお方。そんな2人がタッグを組んで、松尾氏の愛猫と妻との暮らしをぬるーく描いたのだから、面白くないわけがない。
顔がニマーっとしちゃったり、声に出して「わははは」と笑ったり、電車で読んでいたら、私はかなり危ない人に見えたはず。家で読んでて良かった・・・・。実は、某雑誌の連載時から、欠かさず読んではいたのだけど、読み返したって、これだもの。松尾好き、河井好き、猫好き、どれか1つでも当てはまったら、迷わず手にしてくださいな。
猫好きの皆さんならわかってもらえると思いますが、「にゃーん」と膝に乗ってくれたりしたら卒倒しそうなうれしさだし、必死の形相でガツガツガツガツご飯を食べているのを見ても、宙をじっと見つめてウンチをしているのを見ても、ちっちゃな虫に全身で向かっていくバカさ加減も、全て「かわいい~」に変換してしまう。それが猫好きの性(サガ)。それは松尾さんも同じご様子で、愛猫・オロチのかわいさの前では、類まれな鬼才も、単なる猫バカに――見えるのだけれど、いやいや、そこは松尾スズキである。もんどり打ったり、すりすり寄ってくるオロチと戯れながら、ああでもないこうでもないと思索にふけるその内容は、常人のそれではない。
たとえば、
「オロチのかわいさ」は「俺のかわいさポイント」にヒットしすぎている→なんか裏でもあるんじゃないか?→実は俺が留守している間は、すっげー考えられないかわいくないポーズをとっていたりして→いや、俺がいないのに「ニャン♪」とやっぱりかわいいに違いない→じゃあ、そのかわいさは何に向けてのかわいさなのか?→以下、ループ。
猫ちゃん、かわいー!でおしまいな本はごまんとある。猫好きとしては、それはそれで「あり」なんだけど、やっぱり、こんなかわいい猫ちゃんを前にしても、ループさせちゃう松尾さんの思索とその深さに感銘してしまうのだ。で、そんな松尾さんを河井さんがうまーく料理していらっしゃる。かわいい本だけど、ほんのりビター。そこがこの本の魅力です。
ちなみに、うっかり屋さんのためにお知らせしておくと、表紙カバーをとってみることも忘れずに! あなたをオロチが、じーっと見つめます。
『ニャ夢ウェイ』
松尾スズキ+河井克夫asチーム紅卍(ロッキング・オン)定価1050円
お勧め度 ★★★★★
『ニャ夢ウェイ』を発行しているロッキング・オンのサイトはこちら。
http://www.rock-net.jp/
●マガジン見どころ、読みどころ
BAILA 7月号
パパパパパパパ、パンダかわえ~~~。
松尾家の愛猫オロチも、私の実家の愛猫ルカもかわいいけれど、やっぱパンダもかわいい~。パンダのかわいさは、やっぱ別格っす。
BAILA7月号の別冊付録
旅BAILA バイラ的わがままチャイナビ
は、北京、上海、パンダに会える四川、そして雲南と、今とっても熱い中国の魅力に迫った特集なんだけど、やっぱり「釘付け」になっちゃうのはパンダのページ。でも、パンダに会いに行くのはかなり大変みたい。ライターの佐藤裕美さんは「成都から車で4時間以上、バイラ取材班は渋滞で6時間かかり、そのうえ、山道だから、揺れもひどかった」と書いていた。うー、きゃわいいパンダに会うには、それなりの覚悟が必要そう。でも、会いたい~。また、
バイラ的夏の通勤着のすすめ
では、「カジュアルなのに知的」な着こなしを提案。おお、確かに。カジュアルなのに知的に見える服だったら、会社のドレスコードをギリギリセーフでクリアできるかも。まあ、私はいつも遊びに行くような格好で仕事していることが多い職業ですが、たまーに企業のトップなどに取材でお会いすることもあるので、そういう時はバイラ的に行きたいと、まあ、かように思っております。
◆7/11まで、@BAILAでむちゃくちゃかわいい
パンダのスペシャル壁紙のダウンロードサービス中!
http://www.s-woman.net/baila/
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2006-06-20 | 固定リンク
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