漫画家・いのうえさきこさんが、キャバクラ嬢に決死の覚悟でモテ道を学ぶ『嫁(い)っとかないと。』
ベタな女の子らしさを前面に出すのが恥ずかしい、引っ込み思案な性格が災いして(?)、なんとなく結婚しそこなっている――そんな20代から30代の女子にお勧めのマンガがあります。漫画家・いのうえさきこさんのコミック・エッセイ『嫁(い)っとかないと。』であります。
とりわけ、マンガや音楽や映画などにどっぷりハマった経験のあるタイプ(私はこのタイプを“サブカル教信者”と命名してます。もちろん、私もそうです・・・・)は、シンパシーを感じちゃうはず!
家にひきこもりがちな(そりゃそうだ、漫画家ですから)いのうえさんは、最近、「嫁にいきたい」と思い始めました。そうはいっても、チャンスはおいそれとやってこない。というわけで、結婚へ向かって走り出してみたものの、半信半疑でパワーグッズを買い、疑いの視線バリバリで占いに行き、合コンに行けば右往左往。「モテ道」を学びに行ったキャバクラでは、「おっさん目線」になって、キャバクラ嬢のかわいさと手練手管にノックダウンされる始末・・・・。「うわはは、何やってんだよ」とツッコミつつ、ちょっとキュンとなってしまいます。わかるよ、わかる。うんうんうん。つい、おどけちゃうんだよねぇ。
結婚に幻想を持っているわけでも、絶対にしたいわけでもないけれど、「一度は結婚したって悪くないかも」と思い始めた、いのうえさん。本心は大真面目だ。でも、長い年月の間に育まれた、ギャグ体質と物事を斜めに見る目線が、モテ道のジャマをする。
むむむ、健気な彼女のトライ&エラーを笑ってしまっていいのだろうか。ま、笑ってしまうんだけどね。いのうえさんも、読者に笑ってもらわなきゃ困るだろうし。ただ、濃い目の関西キャラの「おかん」から日々「いつになったら嫁に行くの」と言われ続ける様子は、身につまされちゃうって人が多いんじゃないかなあ。
結婚しようがしまいがどっちでもいいじゃん、と思いはすれど、いのうえさんも少なからず「おかん」や「おとん」の喜ぶ顔が見たいのかもね。
また、残念ながら現在発売中の『YOU』で最終回となった4コママンガ「いぬまん。」も、たっぷり収録されているので、犬のアントン君ファンは「買っとかないと。」の一冊です。
『嫁(い)っとかないと。』(集英社)定価998円
いのうえさきこ 著
お勧め度 ★★★☆☆
『嫁っとかないと。』の詳細はこちらへ。ご購入もしていただけます。
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4087804283
●マガジン見どころ、読みどころ
ノンノ 11号
『ノンノ』は今年で35周年を迎えました。私と2歳違いなのね。息の長い雑誌であります。これもひとえに、読者の皆様の応援あってこそです。そこで、『ノンノ』から読者の皆様に「ありがとう」の気持ちを込めて、11号には「コーチ」とコラボした特製カードケースがもれなくついています。ドラッグストアやレストランのポイントカードが24枚もしまえるから、かなり便利ですよー。
それから、私の大好きな藤澤恵麻ちゃんのハワイロケや、とじ込み保存版の「二重も一重・奥二重も絶対かわいくなれるBOOK」などは、10代をとっくに終えている女子にも、ぜひぜひおススメ。読み物系では、「世界の『恋とH』のぞいてみたい!」という特集記事の「世界の20歳の女の子」のリアルレポートが興味深いです。
それにしても、ハワイかー。ああ、今すぐ行きたいなあ。
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2006-05-23 | 固定リンク
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