初めまして、自称「裏アート担当」の鹿子です。
これからブログでは、勝手な視点による勝手な展覧会紹介などをしていきますのでよろしく。
1回目はサントリー美術館「japan 蒔絵 -宮殿を飾る 東洋のきらめき」展
「漆なんて、面倒でお正月にだって使わないわよ!」とうそぶく、そこのあなた、
マリー・アントワネットの蒔絵コレクション、見たくない?
プリンセス達は蒔絵のドールハウスでおままごと?!
ベルサイユ宮殿で使われていたトイレは蒔絵!
「えーーーーっ、こんな漆製品見たことない!」
「何、これ~?」。
驚きの連続の展示品に、あなたも思わず家の漆器を見直すはずだ。
だって、英語で漆器は”Japan"ですよ。(ちなみに陶磁器は”China")
ここでは、ほんのハイライトをサントリー美術館の広報三浦さんのご協力のもとご紹介。
今回の展覧会の特徴は、日本の蒔絵も同時に展示されているところ。
平安時代の国宝から、海外に渡った当時の蒔絵(マリー・アントワネットのコレクションも)、
海外から注文を受けて作られた「これが蒔絵?」な製品まで
いかに日本の蒔絵が海外の王侯貴族に愛され、彼らの宮殿を飾ったかが
よくわかる構成になっている。
でも、鹿子のおススメ鑑賞法は「私ならこれ欲しいな~」だ。
今年マンションを買ったせいじゃないけど、あー、この絵をあの壁に、、、、
とか考えて見るのが、最近の鹿子のアート鑑賞法。
今回鹿子が欲しかったものは、、、、、
ロココのライティングデスク。江戸時代のオリジナルを解体して、蒔絵のパネルだけを好き勝手に使っちゃってます。ああ、なんて繊細な美しさ!うちのリビングにぴったり~。1750年フランスで製作された「楼閣山水蒔絵書き物机」。
な、なんと鹿モチーフ発見!いやー、アントワネットと私、趣味が合うのね。自然を愛した彼女らしい秋草と鹿のモチーフの小箱。17世紀末~18世紀半ば「秋野蒔絵結び文形小箱」
貴族たちは実際に蒔絵を使うよりも、飾る美術品として扱った。マリー・アントワネットはコレクションルームを作っていたそう。日本の同時代のものは使用されたために傷んだりして現存するもののコンディションはよくないことが多いそうだが、海外のコレクションは本当にピカピカにきれい!
こんなかわいい置き物が好きだったなんて、趣味もいいし、なんだか親近感が湧くぞ。桃や瓜、鶏、宝袋の小箱や香合たち。
びっくり編 その1
ベルサイユ宮殿に当時トイレがなかったのは有名な話。だが、まさかこんな贅沢な御虎子(おまる)を使用とは!中は真っ赤なビロード。「山水花鳥螺鈿箱」
びっくり編 その2
ドールハウスは、かつて女の子たちのお人形さんごっこの道具。しかし、蒔絵をパネルにカットして使っちゃうんですから!常識はずれの贅沢。18世紀末~19世紀初頭 ドイツ
びっくり編 その3 なんだって蒔絵がいいの!
はさみを入れるケースを日本に特注。17世紀江戸時代 「双龍花鳥蒔絵螺鈿鋏入れ」
このほか、イギリスの貴族の館バーリントンハウスの書斎の飾り棚の再現や、有名なマザランの櫃、などが展示されて、すごいぞジャパーン、を実感。
ううむ、やっぱり正月は重箱を出さねばなるまい、、、と決心する鹿子であった。
サントリー美術館で公開中(2009年1月26日まで)
詳しくはこちら「japan 蒔絵」公式サイト









