クォン・サンウ&ユ・ジテ『美しき野獣』来日会見ルポ!

総制作費8億円を投じた韓国映画の大作、『美しき野獣』(配給:東芝エンタテインメント)が、2月11日よりロードショー公開する。それに先立ち1月26日、東京・グランドハイアットホテルにて主演のクォン・サンウ、ユ・ジテ、監督のキム・ソンス、音楽担当の川井憲次らが会見を行った。
クォン・サンウはこの日、明け方近くまで続いた次回作の撮影で疲労が溜まっていた上に貧血を起こし、搭乗予定だった午前中の飛行機に乗り遅れてしまった。当初、「会見には間に合わない」とアナウンスされ、会場に詰めかけた取材陣が騒然とする場面があったものの、会見終了10分前に慌てた様子で登場。会場全体をぐるりと見回した後、頭を深々とさげ、
「みなさんにお会いできてうれしいです。今朝、体調を崩してしまいまして、遅れてしまったことをお詫び申し上げます」
と謝罪した。
この作品は、クォン・サンウ、ユ・ジテの若手2大スターを起用した本格刑事アクション劇で、日本と韓国で同時公開される。
「今までで一番愛する役柄であり、最も期待する映画」
と、主演のサンウが力説するだけあり、息を飲むスケールの大きなドラマが展開する。
役づくりのために10kgもの減量をしたユ・ジテは、
「サンウと私がこの映画に出ると決まった時、観客のみなさんに、私たちが持っている若い覇気と情熱を認めてもらいたいという気持ちが強く湧いてきました。出来上がった今では、評価よりもベストを尽くせたことに満足してます。みなさんがこの映画を見て、気に入ってくれたらどうかたくさん褒めて下さい。でももし、気に入らないところがあれば、気兼ねなく批判して下さい!」。
「力というものが世の中を支配している中で、運命的に出会う3人の物語です。スター俳優が出ている単なるアクション映画ではなく、私たちが生きている中で守るべきものは何なのかということを念頭に置いて作りました。
サンウはファンのみなさんと本作の撮影に入る前に、『本物の演技を見せる』と宣言してました。彼はその約束を守ろうと、撮影中はずっと意欲に溢れてましたね。本当だったらスタントマンを使うところを、すべて彼自身が演じました。その気迫には大変、驚かされました。
一方ジテは、感情の起伏や幅を表現する難しい役どころでした。彼の台詞には専門用語が多く、部屋に防音装置を取り付けるなどして、夜遅くまで台詞の練習をやってくれたんです」(監督/キム・ソンス)
となりに座っていた同じ年のユ・ジテに励まされながら、会見のラストには笑顔を見せてくれたサンウは、
「私自身が出演する作品は、すべてに思い入れがありますけど、本作はスタッフ、共演者に恵まれて非常に水準の高い作品に仕上がったと思います。日本のみなさんにもぜひ、本当のアクションを見てもらいたいです」。
タフで過激、でもその裏に不器用な純粋さと愛を秘めた凶悪犯罪捜査班の若き刑事チャン・ドヨン(クォン・サンウ)と、妥協を一切許さない完璧なソウル中央地検のエリート検事オ・ジヌ(ユ・ジテ)。捜査方法も性格もまるで正反対のふたりの運命的な出会いから、2つの事件は交差し、予測もつかない方向へと動き出していく。肉体的なトレーニングを積み、人間的な刑事役に成りきったというクォン・サンウ渾身の演技と、スーツに身を包み、冷徹な雰囲気が漲るユ・ジテの気迫は、一見の価値有り!
(取材・文/永原由香子)
*「美しき野獣」オフィシャルサイト http://www.beautiful-beast.com/
(写真左から、キム・ソンス監督、クォン・サンウ、ユ・ジテ、川井憲次)
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2006-01-30 | 固定リンク
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