「近代能楽集」NY公演レポートVol.4 NY TIMES 藤原竜也を絶賛!!
7月30日 ニューヨーク・タイムズに「近代能楽集」の劇評が掲載された。まず、蜷川演出が三島由紀夫の世界を表現することに成功したことを語り、「卒塔婆小町」の壌晴彦さんと「弱法師」の藤原竜也さんのパフォーマンスによって、完璧に体現されたと表現した。
さらに、文末で藤原竜也さんの演技を評して、「殻に閉じこもり、社会から孤立した様子と、独りよがりで安らかな微笑とを対照的に強調して演じることで、(観る側は)、三島の天才的な二面性を、この場人物(俊徳)の持つ二面性から完璧に感じ取ることができた。」と書いた。
まさに、藤原さんが目指した演技を、ニューヨーク・タイムズは、的確に読み取ってくれている。彼は、声の高低を使い分け、鋭角的なせりふと柔らかなせりふとのコントラストをつけることによって、「弱法師」の俊徳が、三島の分身であることを演技で示そうとしていた。そしてそれに成功したといえる。
彼は楽屋インタビューで、「ニューヨークに勝負をしにやってきた」と語った。それは、自分の演技がニューヨークの厳しい批評家の目にどう映るのか、演技を通して、伝えるべきことを伝えられるのかだったはずである。それが、見事にかなったのである。彼は勝負に、「勝利」したと言えるだろう。
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2005-08-01 | 固定リンク
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