「近代能楽集」NY公演レポートVol.3 藤原竜也 楽屋インタビュー
7月29日(金)NY公演2日目。公演終了直後の楽屋で、「弱法師」に主演している藤原竜也さんに、お話をうかがった。
Q ニューヨーク公演の感想をひとことで?
藤原 「勝利して帰れるかなって感じですかね。いろいろなものを賭けて、ニューヨークに勝負をしにきていますから。蜷川さんとも、勝利の握手が出来そうです。」
Q ロンドン公演は、経験されていますが、ニューヨーク公演と比較すると?
藤原 「ロンドン公演は、10代だったので、夢中でしたが、その後、多くの作品や人たちに接して、20代になって、外国で芝居をすることの意味もわかってきましたし、どのように評価されるかも気になります。自分自身が、成長した分 今まで以上に、ニューヨークで公演することに、特別な気持ちでのぞんでいます。」
Q ニューヨークの観客の皆さんについては?
藤原 「いいですよ! 構えずに楽しんでくれていますよね。大好きです!劇中に2組の親たちが、「自分たちは『虫けら』です」というせりふがあるのですが、日本では、そうでもなかったのですが、ニューヨークでは、笑いが起こります。笑いに、つられてしまわないように、自分自身 冷静さを失わないよう気を引き締めていますが(笑)。」
Q 日本公演の時と比べても、せりふによって音の高低の差がより明確になっているようですが、意識されて演じられていますか?
藤原 「計算したり、意識したりはしていません。稽古でつかんできたものです。ニューヨークに来てからも、稽古をしていますので、日本の埼玉公演とは違ったものになっているかも知れません。蜷川さんが要求されるハードルもどんどん高くなってきていますから。」
Q 昨日の初日と今日の2日目の公演を比べても、鋭角なせりふと柔らかなせりふの陰影が付いたように受け止めましたが、いかがですか?
藤原 「僕自身も、公演を重ねる度に、成長している気がします。明日の最終日には、「弱法師」を完結させたいと思います。」
ニューヨークの方と話しても、藤原さんの熱演が高く評価されている。間違いなく、このニューヨーク公演の勝負は、勝利をおさめることができそうである。
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蜷川演出
写真はすべて 前日 舞台稽古のもの。
演劇的質の高さが話題を呼んだ、
今秋、シネセゾン渋谷他にて公開予定の