わがままを叶えてくれる『レザンファン テリーブル』。(港区)
先週の“神楽坂”に続き、“麻布十番”も、おいしいお店が密集しているエリア。今週は、先月誕生したばかりの『レザンファン テリーブル』というフレンチビストロに行ってきました。ここはミシュランで1ツ星を獲得、テリーヌ作りの天才としても有名な、代官山にある『レザンファン ギャテ』の原口広氏がオーナー兼総料理長を務めるお店。
フレンチと聞くと、「何か特別な日に……」という考えが頭をよぎりますが、ここは普段使いができる場所。なぜなら、吹き抜けの階段を上がった2階はレストランですが、1階がカフェ・バーになっているからです。今日はこちら、1階をご紹介しますね。
艶やかなチョコレート色がベースのインテリア。オープンドアの、ガラスの向こうに広がる、網代公園の緑。おいしい空気を吸いながら、原口シェフの考えでもある“今、パリにあるビストロの雰囲気を再現したような空間”で、料理を味わうことができます。
その土台となるのが“粉料理”。フランスならではの、そば粉を使った塩気のあるクレープや、小麦粉がベースの甘いクレープ……腕利きのシェフたちが、世界中の粉を吟味することから始めて、『レザンファン テリーブル』の理想に近い味を紡ぎ出しました。
水と粉だけで作った生地を、専用の鉄板(=ラクレット)で香ばしく焼き上げたクレープ――「ラ・コンプレット」(¥1155)という、最もオーソドックスなそれは、ハムとグリュイエールチーズを加えた上に、半熟の卵を絡めたもの。外はカリッ、中はもっちりとした食感の素朴な味わいは、フランスの田舎町で味わうクレープそのもの。
「甘いものが気分」のときは、「ブルターニュ産塩バターと砂糖」(¥945)なども、おすすめです。
単なる“カジュアル”で終わらないのがこのレストランの凄み。2階の本格的なビストロメニューを、1階でいただくこともできるのです。その一例が「旬の野菜と魚介類を様々な調理法で…」(¥2940)。有機野菜や新鮮な魚介ひとつひとつを、蒸す、焼く、煮るなど、さまざまな方法で調理。緻密な計算の上に生まれた、見目麗しい一皿です。どのメニューにも「そのままでも十分おいしいものを、よりおいしくする」シェフの心意気が詰まった、アイデアとセンス溢れるものばかり。
料理はもちろんのこと、オーナーの奥様がフランスで購入したという貴重なインテリアの数々(お皿はもちろん、2階のテーブルやイスも、有名な「アスティエ・ド・ヴィラット」)、センスのよい音楽、温かなサービス……普段から“最高のもの”に触れているからこそ実現できる『レザンファン テリーブル』の描く世界に、どっぷりはまってみてください。フランスの風を感じられると思います。
住所 東京都港区麻布十番2の13の5
電話 03(5444)2929
営業時間 (1F)12時~深夜2時LO
(2F)12時~14時30分LO、18時~21時LO
休み なし
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2008-05-24 【カフェ】 | 固定リンク
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