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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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『ザ・テラス』でとびきりの朝食タイム。(目黒区)

Cafe080531_1

Cafe080531_2突然ですが、私は原稿を書くのも仕事用の資料を作るのも、日が昇るころにスタート。起きた瞬間からバリバリ動ける超朝型人間なので、1日のスタミナを担う朝ごはんはとっても大事。ここ1年ほど、“自分へのひそかなごほうび”とか“子育てで忙しい友人に会う”ときに重宝しているのがホテルの朝食ブッフェ。都内あちこちめぐりましたが、今日はゆったりモードな雰囲気が私好みの「ウェスティン東京」にある『ザ・テラス』の「ブレックファストブッフェ」(¥3600)をご紹介しますね。

『ウェスティンホテル』といえば、世界でも有数の歴史あるホテル。こうした国際的ブランドのホテルは、どこか敷居が高く、入るのにも躊躇しがちですが、ここ『ウェスティンホテル東京』は、何度でも通いたくなる居心地のよさが魅力。ヨーロピアンクラシックのインテリアで統一された館内の1階のラウンジの向こうに、レストラン『ザ・テラス』があります。

好きなものを好きなだけお皿に盛り、美しくセッティングされたテーブルに着席して、気楽に食べられるのがブッフェの醍醐味。奥行きのあるカウンターの前には焼きたてのパンに色とりどりのフルーツ、新鮮な野菜にジューシーなお肉料理など、和洋折衷さまざまな料理がずらり。まさに食のパラダイス!
ホテルによってブッフェの“色”というのがありますが、ここ『ザ・テラス』は、アメリカで注目を集めている“スーパーフード”を使ったメニューを取り入れているのが特徴。そもそもスーパーフードって何? というところから説明すると、栄養素が豊富な食物を用い、単体ではなく食べ合わせで相乗効果を計ることができる食べ物のこと。ほうれん草とトマト、シナモンと大麦などの全粒穀物、はちみつとヨーグルトなどが一例で、そのスピリットを生かしたメニューが数多く並びます。
さらに、「カリフラワーと様々な豆のクリームシチュー」だったら塩気や油脂を控え、「自家製ワッフル」ならば甘みをぐっと抑える。といったように、他のホテルに比べて味付けもかなり控えめ。ブッフェならではの食べ応えを大事にしつつも、栄養面や健康のこともしっかり考えてくれているところがうれしい限り。

Cafe080531_3早朝から味わえる、ホテルマンたちによるすがすがしい「いらっしゃいませ」のあいさつと、気さくでありながら誠実なサービス、そしてバラエティ豊かなお料理の数々。これだから少々高くても、ホテルの朝ごはん通いはやめられません。
ガラス窓の向こうには、朝日に輝く緑の中で、バラをはじめとした美しい花々が咲き誇っています。今の季節なら、テラス席での食事も贅沢ですよ。
しっかり食べたら、さぁ今日も1日がんばりましょう。

住所   東京都目黒区三田1の4の1 恵比寿ガーデンプレイス内
電話   03(5423)7000(代)
営業時間  6時30分~23時30分(ブレックファストブッフェは10時30分終了)
休み   なし

http://www.westin-tokyo.co.jp

 
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2008-05-31 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

わがままを叶えてくれる『レザンファン テリーブル』。(港区)

Cafe080524_1

Cafe080524_2 先週の“神楽坂”に続き、“麻布十番”も、おいしいお店が密集しているエリア。今週は、先月誕生したばかりの『レザンファン テリーブル』というフレンチビストロに行ってきました。ここはミシュランで1ツ星を獲得、テリーヌ作りの天才としても有名な、代官山にある『レザンファン ギャテ』の原口広氏がオーナー兼総料理長を務めるお店。
フレンチと聞くと、「何か特別な日に……」という考えが頭をよぎりますが、ここは普段使いができる場所。なぜなら、吹き抜けの階段を上がった2階はレストランですが、1階がカフェ・バーになっているからです。今日はこちら、1階をご紹介しますね。

艶やかなチョコレート色がベースのインテリア。オープンドアの、ガラスの向こうに広がる、網代公園の緑。おいしい空気を吸いながら、原口シェフの考えでもある“今、パリにあるビストロの雰囲気を再現したような空間”で、料理を味わうことができます。
その土台となるのが“粉料理”。フランスならではの、そば粉を使った塩気のあるクレープや、小麦粉がベースの甘いクレープ……腕利きのシェフたちが、世界中の粉を吟味することから始めて、『レザンファン テリーブル』の理想に近い味を紡ぎ出しました。
水と粉だけで作った生地を、専用の鉄板(=ラクレット)で香ばしく焼き上げたクレープ――「ラ・コンプレット」(¥1155)という、最もオーソドックスなそれは、ハムとグリュイエールチーズを加えた上に、半熟の卵を絡めたもの。外はカリッ、中はもっちりとした食感の素朴な味わいは、フランスの田舎町で味わうクレープそのもの。
「甘いものが気分」のときは、「ブルターニュ産塩バターと砂糖」(¥945)なども、おすすめです。

単なる“カジュアル”で終わらないのがこのレストランの凄み。2階の本格的なビストロメニューを、1階でいただくこともできるのです。その一例が「旬の野菜と魚介類を様々な調理法で…」(¥2940)。有機野菜や新鮮な魚介ひとつひとつを、蒸す、焼く、煮るなど、さまざまな方法で調理。緻密な計算の上に生まれた、見目麗しい一皿です。どのメニューにも「そのままでも十分おいしいものを、よりおいしくする」シェフの心意気が詰まった、アイデアとセンス溢れるものばかり。

料理はもちろんのこと、オーナーの奥様がフランスで購入したという貴重なインテリアの数々(お皿はもちろん、2階のテーブルやイスも、有名な「アスティエ・ド・ヴィラット」)、センスのよい音楽、温かなサービス……普段から“最高のもの”に触れているからこそ実現できる『レザンファン テリーブル』の描く世界に、どっぷりはまってみてください。フランスの風を感じられると思います。

Cafe080524_3

住所   東京都港区麻布十番2の13の5
電話   03(5444)2929
営業時間  (1F)12時~深夜2時LO
      (2F)12時~14時30分LO、18時~21時LO
休み   なし

http://www.club-nyx.com/nyx/interior_top.html

 
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2008-05-24 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

神楽坂にある甘味処『花』。(新宿区)

Cafe080517_1

Cafe080517_2近頃、ひそかに“神楽坂ばやり”のようで、おいしいフランス料理店や、有名ショコラティエのアイスクリームの専門店など、新店が続々とオープンしています。…と言いつつも、下見の帰りについふらりと寄ってしまうのは、行きつけのお店。今日は、大通りから一歩入った所にある『花』という甘味処をご紹介しますね。

神楽坂という花街にふさわしい佇まいの外観。引き戸を開けると流れてくる、情緒あふれる長唄、店内に美しく飾られた季節の花々――訪れるだけで「日本に生まれてよかった」なんて思いながら、ほっと一息つけるなごみの空間です。自宅の1階を甘味処にしているという女将さんの名前は、本橋みちこさん。今から30年前、「食道楽の食いしん坊」だという彼女が、「おいしい甘味処が欲しくて作ったのが『花』」なのだとか。

席につき、サービスで淹れてくれてくれるほうじ茶のおいしいこと! それをしみじみ味わいながら、私たちお客はメニューとにらめっこモードに。
具がこんもりのった「クリームあんみつ」(¥750)が、お店いちばんの人気者。開店当時からお願いしているという職人さんがこしらえる塩気のきいた自家製餡や、ミルク感たっぷりのバニラアイス、天草から作った寒天に、黒蜜がかかった色とりどりの果物をからめていただきます。
さらに『花』の評判を高めているのが“白玉”。注文を受けてから粉を練り、茹でるというそれは、艶があって、モチモチぷるるん。個人的には、北海道産の小豆をふっくら炊いたのと合わせていただく「白玉ぜんざい」(¥700)がおすすめです。

「5月は“藤娘”の日本人形に、のれんも藤の模様、生けるお花も藤や牡丹。6月になれば紫陽花に……」と、月ごとにお花のテーマを作り、店内にそれを美しく生ける女将さん。清掃にも接客にも厳しく、いつ来ても店員さん全員が、最高のおもてなしをしてくれます。

「普段は取材お断りだから」とか、顔写真をお願いすると「うちは顔で売ってるんじゃないから」とか、厳しいセリフもポンポンおっしゃる女将さんだけど、なんだか妙に心惹かれてしまう。こんな風に、江戸っ子ならではのちゃきちゃき感と深い愛情が、お客みんなを包み込んでしまうから、“昔からの常連さん”であふれているのかもしれません。

Cafe080517_3住所   東京都新宿区神楽坂6の8
電話   03(3267)5478
営業時間  12時~19時30分、(土曜)~18時30分
休み   日曜・祝日

 
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2008-05-17 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

『ジャズ喫茶マサコ』で気軽にジャズを味わおう。(世田谷区)

Cafe080510_1

Cafe080510_2高校生だった頃、私にとって下北沢といえば、“おしゃれして古着を買いに行く場所”だったけれど、今では“ゆっくりくつろげるスポット”。親友とよく、「私たちも成長したのかもね」なんて語り合う今日このごろです。その友人と下北沢で会うときに、必ずといっていいほど、待ち合わせや食事のあとに選ぶのが『ジャズ喫茶マサコ』です。

ジャズ喫茶というと、ジャズを知らない人は入りにくいとか、何となく敷居が高いとか、私語は慎むべきとか……そんな固いイメージを持たれがちですが、『ジャズ喫茶マサコ』は、どうも違うのです。店主は福島新吉さんという、陽気ですてきなおじいさん。開店と同時に建てたという古い家屋はなんと築55年。有名なジャズ演奏者のポスターやライブのチラシが所狭しと貼られた、木の味わいがにじみ出た空間には、当時から使っているという脚の細いテーブルや手作りの縁台があちこちに。それは2人用の席なのに、片方の席は横向きになっていたり、後ろにいる他人と席が近かったりと、極めて不揃いなレイアウト。でも、それがジャズという音楽で結びついているからこそ妙に快適で、世代を問わず大勢のお客が集まり、お茶を飲みながら楽しく語り合える。

店の奥にあるオーディオルームには、2000枚以上のLPレコードがあり、あらゆる音域を美しく表現するJBL4343という巨大なスピーカーを通して、新旧・国内外問わず、数多くのアーティストの曲を聴くことができます。その音色の聞こえ方が特徴的で、耳を通してだけではなく、全身の細胞からぐんぐん吸収。よりセンチメンタルだったり、ファンキーだったり、メロディアスだったり、いつも以上に五感を揺さぶられるみたい――こういうのを、体で感じるっていうのかもしれません。

取材を通して分かった事実をもうひとつ。お店の入り口にある伝説のジャズピアニスト、マル・ウォールドロンと肩を並べた肖像画の女性が“マサコ”さん。本名は奥田政子さんという、ダンサーであり、この上なくジャズを愛していた、今はなき福島さんの恋人なのだそうです。店名になっていたり、マッチやカップも“マサコ”のネーム入りだったり。2人が紡ぐ、永遠の愛がじんわりと伝わってきます。

私の定番メニューは、ぽってりとしたデザインのカップにたっぷり注がれた「カフェ・オ・レ」(¥500)。それと、香ばしくトーストし、マスタードをきかせたパンにしゃきしゃきのレタスとハム、自家製の卵のフィリングをはさんだ「ミックストーストサンド」(¥600)。それ以外の「あんトースト」(¥400)や「ピザトースト」(¥450)なども、創業時からメニューはもちろん、レシピすら変えていないそれは、何度だって注文してしまう、飽きのこないおいしさ。

おいしいお茶と食事を楽しみ、気づけばすっかりジャズの魅力の虜になっている――ここは日々の暮らしの延長にあるジャズ喫茶です。

Cafe080510_3住所   東京都世田谷区北沢2の20の2
電話   03(3410)7994
営業時間  11時30分~23時
休み   12/31~1/3

http://www.jazz-masako.jp/

 
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2008-05-10 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

ほっこり気分になれる『ロジカフェ』(板橋区)

Cafe080503_1

Cafe080503_2 やっと本格的なゴールデンウィークに突入。新入社員や学生さんは、4月から続いていた緊張がほどけたころ、社会人としてがんばっている方は、やっと羽を休められる貴重な時期ですよね。今日は、そんなときにおすすめのカフェを紹介します。

池袋から、東武東上線の各駅停車にゆられ、中板橋駅まで。南口を出たら、昔ながらの商店街を8分くらい、てくてく歩きます。道の途中には、古くからのサンドイッチ屋さんあり、フルーツパーラーあり、和菓子屋さんあり。そういった食べ物屋さんの前では、部活帰りの小学生が買い食いしてたりして、なんだか妙に懐かしく、楽しい気分。その大通りからそれ、路地に入った先に見えてきたのが目的の場所。築40年の木造家屋をカフェに改装した、『ロジカフェ』です。

小さな庭先の植物を愛でながら、玄関先で靴を脱ぎ、スリッパを履く。もうこれだけで、地元の友達の家を訪れたかのような“トリップ感”。1階と2階を開放した家屋の中で、私たちお客は、自由に“居場所”を選ぶことができます。木の香りのする空間をぐるりと見渡せば、味わいのある家具や器があちこちに。聞けば、店主の藤間夕香さんと名倉哲さんが3年前にお店を始めるずっと前から、趣味の骨董市巡りをするなかで見つけたものだとか。それらを独特のセンスでディスプレイした空間が、なんとも粋でおしゃれです。

「お店が混雑すると、どうしたってぴりぴりした空気が漂ってしまう。あるとき、カフェを開いた目的はそうじゃないし、自分たちの伝えたいことがうまく伝えられていないね、と気がついて、今は金曜、土曜、日曜だけの営業にしている」というお2人。ゆっくりと時間が流れる空気の中で供されるのは、幼いころから料理に触れていたという藤間さんが作る、身近なのだけど、とても上品な和食。
今回注文した「季節のお惣菜5種とお魚料理のコース」(¥2000)は、食前酒に週替わりの季節のお惣菜(こごみの天ぷら、山うどの山椒白和え、山ぶきの煮物など)に、お魚料理(3種の中から選べる)、玄米入りのご飯、お味噌汁、スイーツ(選んだのは“本わらび餅 黒蜜添え”)、そしてお茶がつく、コース仕立てのセット。

Cafe080503_3 平日は八百屋で働いているという名倉さんが仕入れてきた旬のお野菜を、1階奥の台所で藤間さんがていねいに調理、アンティークの器に美しく盛ってから、テーブルに運んでくれます。どのメニューも、古くから伝わる日本の魅力を上手に映し出したもの。しっかり噛んで、じっくり味わいたいものばかりです。このほかにも、季節の移ろいとともに内容が変わる「季節の料理」なども。5月、6月は「明日葉ジェノベーゼのオーガニックパスタ」(¥900)を展開しています。

やさしい光と心地よい風が通り抜けていく一軒家ならではの開放感と、磨きこまれた空間に流れるよどみのない空気、ずっと読書していたくなるような静かな時間。『ロジカフェ』は、心を“無”にしてくれる、貴重な場所だと思います。

住所   東京都板橋区弥生町68の1
電話   03(3956)2254
営業時間 12時~22時(16時~18時
は閉店)、日曜のみ11時~20時(通し営業)
休み   月曜~木曜

http://www18.ocn.ne.jp/~rojicafe/

 
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2008-05-03 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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