つい常連になってしまう『カフェテラス古瀬戸』。(千代田区)

いつも仕事でお世話になっている集英社の女性誌ビルがお引越し。同じ“神保町駅”近辺ではあるけれど、出口が今までとはまるで反対側に。おかげで、テーマの内容を煮詰めるためにひとりで足を運んだり、ときには打ち合わせをしに編集さんと行ったりと、長年通い慣れたお店からちょっとだけ足が遠のきがちなのが、唯一のさびしい出来事。それでも、前と変わらずときどき(じつは週2回ペース)で通っているのが、『カフェテラス古瀬戸』です。今週は、お店のオーナーさんに、お店のこと、メニューのこと、あれこれ伺ってみました。知らなかった、たのしい発見がいっぱいです。
どの時間帯に行ってもお客でにぎわうここは、“カフェ”とは思えないほど広々とした贅沢な空間。よく見ると、グランドピアノの形をしたフロア、グランドピアノの形をした大テーブル。絵を転写したタイルがはめこまれたイスもテーブルも、棚も、腕のいい職人が作ったティーカップも……すべてが工夫を凝らしたオリジナル。おまけに柱や壁は、コンクリートの代わりに陶器の材料である土などを使った特注品。その理由は、オーナーの加藤さん夫婦の出身地・愛知県瀬戸市の名産である陶器をお店のあちこちに使うことで、“焼き物のよさをもっと知ってもらいたい”という願いを込めているから。あったかい思いと独創性がたっぷり詰まった雰囲気は、カフェというより、楽しい広場のようです。
炭火焙煎コーヒーの名店でもある『カフェテラス古瀬戸』。「ブレンドコーヒー」(¥525)や「モカ」(¥525)を飲みに来る人がほとんどだけれど、じつは食事も隠れた人気者。
いつも注文してしまう名物メニューのひとつが、あつあつの「タジン鍋定食」(¥1260)。モロッコのお鍋“タジン”に、にんじん、たまねぎ、赤や黄色のピーマン、ブロッコリーにおかひじき、トマトなど10種近くの野菜と、厚めに切った三枚肉を交互に重ね、15分間蒸し煮にしたもの。注文を受けてから野菜の水分だけで煮込むから、うまみも栄養もぎゅっと凝縮、バルサミコ酢やオイスターソースで作った特製のタレが食欲をそそります。
生姜をきかせた「ビーフシチュー」(¥1050)のほか、食事メニューはたったの5種類だけど、どれも栄養バランス満点のメニュー。加藤さん曰く「自分たちが毎日食べたいもの、しっかり栄養が摂れるものだけを、ずっと変わらず展開するのがうちのポリシー。Tシャツを着ているけれど、れっきとした女性シェフがいて、彼女が毎日、市場から野菜などを直接仕入れ、奥の厨房でおいしい食事を作ってくれる」。
そうそう。お腹に余裕があるときは、自家製の「シュークリーム」(¥473)もどうぞ。一般的なカスタードクリームと違い、なんとチーズ入り。甘みを抑えた、大人のシュークリームは、きっと甘いものが苦手な方にも、気に入ってもらえるような気がします。
つかず離れずの接客も、居心地のよさも、コーヒーや食事のおいしさもすべてクリア。バランスのとれた“なぜか通っちゃうカフェ”、ぜひ一度、のぞいてみてください。
住所 東京都渋千代田区神田神保町1の7 NSEビル1F
電話 03(3294)7941
営業時間 (平日)10時30分~23時、(日祝)11時~21時
休み なし
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2008-03-15 【カフェ】 | 固定リンク
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