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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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『銀座千疋屋 フルーツパーラー』でくだもの三昧。(中央区)

Cafe080223_1

Cafe080223_2_2 雑誌への掲載のお願いを、いつも快く引き受けてくださる果物専門店の『銀座千疋屋』さん。ひんぱんに依頼のお電話をしてしまうのは、その温かい雰囲気と、老舗ならではの味にあると思います。今日はその秘密にちょっと迫ってみたいと思います。

創業は114年前の明治27年。宮内庁御用達のブランドとして、確固たる地位を築いた『銀座千疋屋』。銀座4丁目の交差点のすぐそばにあるビルの1階は、販売専門のフルーツショップ、そして地下1階と2階は上等な素材を使った果物を提供する“フルーツパーラー”として、伝統の味、そして心を守り続けています。

『銀座千疋屋 フルーツパーラー』で展開されるメニューのすごさは、食べたいな、というときはもちろんのこと、ちょっと食欲がないなぁ、逆にお腹いっぱいだなぁなんてときでも、メニューを前にすると気持ちが一変、するすると口に入り、おまけに元気と幸せも与えてくれる、ふしぎなパワーがあるところ。
その秘密は何といっても“フルーツをおいしく食べてもらおう”というシンプルかつゆるぎないこだわりにあるのだと思います。
たとえば「フルーツパフェ」(¥1260)なら、銀座千疋屋のシンボルでもあるメロンと旬のフルーツと新鮮な生クリーム、その下には果実味あふれる2種のシャーベットと濃厚なバニラアイス、そして底にはカットしたいちごがたっぷり。最初にフルーツのみずみずしくはじける果汁を体感し、シャーベットや生クリーム、バニラアイスでマリアージュを楽しみ、最後はいちごでさっぱりとお口直し。こんな風に、レシピの中で豊かなストーリーが繰り広げられます。

さらに「イチゴショートケーキ」(¥1050)は、登場以来、ずっと変わらないレシピで作られている伝統の味。卵をたっぷり使ったふわふわのきめ細かいスポンジ生地に、濃厚だけれど後味の軽い生クリーム、そして酸味があってジューシーないちごをまるごと4個も使った組み合わせは、他に類を見ない贅沢さ。壮観なまでの背の高さも、お値段も、そして食べた人全員に「今までで食べた中でいちばんおいしい」と言わしめるレベルの高さも日本一です。

ケーキやデザートメニューには砂糖やシロップなどを極力使わず、組み合わせる素材にも、フルーツの醍醐味をじかに感じてもらえるような独自のレシピを提案しているから、私たちは訪れるたびに、フルーツのおいしさ、奥深さを体で感じ取ることができるのです。“『銀座千疋屋』でいただくごほうびフルーツ”は、心にも体にもいい、自分への最高の投資だと思います。

Cafe080223_3 さらには真っ白のブレザーや蝶ネクタイできめたボーイさんや、青緑色のモダンなバラ柄の箱に入れられる、お持ち帰り用の「フルーツサンドイッチ」(¥1050)など、そこここに感じさせる上品でモダンな接客やしつらいも、本当に魅力的。
お母さまとの銀座デートの日には、ぜひ立ち寄ってもらいたいスポットです。

住所   東京都中央区銀座5の5の1
電話   03(3572)0101(代)
営業時間 11時~20時30分 (日曜・祝日)~18時
休み   無休
http://www.ginza-sembikiya.jp/

 
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2008-02-23 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

新宿の隠れ家スポット『cafe AALIYA』(新宿区)

Cafe080216_1

Cafe080216_2 新宿へはよく行くけれど、いつも混雑していて“休む”ところがないのが悩みのタネ。なんて方、多いのではないでしょうか? 私もそのひとりで、たとえ入れたとしても、さっとコーヒーを飲んでいそいそと出る、毎回そんな調子。腰を落ち着けて“ゆっくり休める”場所を求めていました。そんな時、ふっと思い出したのが「そうそう。『cafe  AALIYA(以下:アリヤ)』があったんだ」。

お店の入り口は伊勢丹新宿店の斜め向かい、ちょうど新宿高島屋方面へ向かう道路の左側に、さりげなくあります。地下へと続く階段を降り、重厚なドアを開けるとあるのは、カフェ。でも、落ち着いた店内のムードや、さっそうと働くスタッフのきりりと正しいサービスを見ていると、カフェというよりはむしろ老舗の喫茶店やコーヒー専門店に近いイメージ。

『アリヤ』に来るお客さんのほとんどが注文するのは、長い間、試行錯誤をかさねて完成したという名物のフレンチトースト(上の写真の「プレートセット」は¥700)。銀のトレーに美しくセッティングされたそれは、背筋をぴんと伸ばして食べたくなるメニュー。卵と牛乳、お砂糖で作った卵液に、厚切りのパンを長時間浸して中まで十分しみこませ、ホットプレートを使って弱火でじっくり焼いたフレンチトーストは、スフレのようにふわふわで、口に入れるととろんととろける独特の食感。甘みやバターの油分を極力抑えたあっさり味だから、お食事がわりにもなる。より味の広がりを楽しみたいという方には、“チョコチップ”や“シナモンソース”、“バニラ”味などもあります。

メニューの基本はフレンチトーストと、そしてイタリア製の機械でプレスする、あつあつのサンドイッチ・パニーニ。『アリヤ』では生ハムとおいしいチーズをサンドしていて、「ランチセット」(11時30分~14時45分:¥880)ならば、サラダかスープ、ドリンク、自家製のデザートもついてきます。
ていねいな仕事ぶりは細かな部分にも見え隠れ。たとえばサラダひとつとっても、ブロッコリーにカリフラワー、だいこん、レタスに千切りキャベツにターキーのハムなど、計10種近くがこんもりと盛られ、酸味をきかせたドレッシングだって自家製。ここのサラダは、“たかがランチのサラダ”ではなく、“されどサラダ”。コーヒーも、布で漉すことで一定のおいしさを提供できる、サイフォン式でていねいに淹れたものです。


Cafe080216_3 調理をカウンターの内側で行うため、メニューはフレンチトーストとパニーニといった軽食のみ、コーヒーや紅茶もオーナー兼店長の山本さんが選んだものをちょっとずつ。
メニュー数は決して多くはないけれど、材料から厳選し、ていねいな仕事を実直にこなしているからこそ、同じ場所でかれこれ28年も続けているのだと思います。
客層は“一見さん”というよりは、ほとんどがこの界隈で働く方など常連さん。彼らがお昼どきや休憩にふらりと足を運んでしまう秘密をぜひ味わってください。個人的には顔なじみになり、カウンターに座りながらスタッフさんとお話するのも楽しそうだなぁ、なんて思っています。

住所   東京都新宿区新宿3の1の17山本ビルB1F
電話   03(3354)1034
営業時間 10時~22時(金曜~23時)
休み   無休

 
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2008-02-16 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

移転しても味と雰囲気は以前のまま。『コーヒーハウス オリガミ』(千代田区)

Cafe080209_1_2

Cafe080209_2_2世界的なロックバンドのビートルズやマイケル・ジャクソンが泊まったことで有名な「キャピトル東急ホテル」は、惜しまれつつも2006年の11月30日に閉館した伝説の場所。新聞やテレビでもずいぶん話題にのぼったので、記憶に残っている方も多いかと思います。
そのなかでも、1階のロビーにあった『コーヒーハウス オリガミ』は、とりわけファンが多かったカフェレストラン。あの味、あの雰囲気をもう一度……という熱狂的な声に応えて、新たにオープンした先は、東京メトロ・赤坂見附駅のすぐそばにある、赤坂東急プラザでした。

今度の場所は光がたっぷり入る1階のロビーではなく、地下。そのぶん、心静かに落ち着いてすごせる空間です。伝統の味やサービスをずっと変わらず提供するため、そして昔からのなじみのお客様に安心していただけるようにと、料理長やスタッフ、おまけに和洋折衷の上品な空間を構成するためのテーブルもイスも食器ももとの店舗のまま。だからこそ厚い信頼と深い安定感がここにはあると、私は思っています。

ときどき無性に行きたくなってしまうのは、やっぱりあの“味とサービス”だから。
ひとりで仕事や考えごとをしたいとき、またはお友達とゆっくりおしゃべりしたいとき。こちらのスタッフは、いかなる状況も瞬時にすくいとって、絶妙なおもてなしをしてくれる。ホテルで培われた経験と心意気がすみずみまでしみわたっているから、本当に心地よく、すべてがスムーズに流れます。
そして、もうひとつの軸である“料理”が当たり前においしい。たとえば、好みの焼き具合をオーダーできる「ジャンボバーガー」(¥2194)。ハンバーガー? なんて思った方でもいっぺん試してみてください。ほんのり甘い自家製パンに、ビーフパテと新鮮な生野菜、しゃきしゃきのコールスローをサンドして、ちょっと大きな口を開けてがぶり。ふわっとやわらかでキメ細やかな肉厚のパテからは、透明の肉汁がしたたり落ち、それらがパンや野菜といい具合でマリアージュ。ただただ、おいしい。

また、ここの名物となっているのが「ドイツ風パンケーキ」(¥1155)。創業当時の料理長が考え出したメニューで、外側はカリッと、中心部はもっちりとした卵入りの薄い生地に、スライスしたりんご(またはブルーベリー)をのせて焼いた昔ながらのデザート。甘みをぐっと抑えたこちらをまずはそのまま、その次はメープルシロップをたっぷりかけて2口目。3口目にはバターをつけて……と食べ方しだいで違った味の広がりを楽しめるからふしぎです。今では珍しい、重厚な銀のポットとオリジナルの食器でいただく「紅茶」(¥924)も、茶葉自体がとてもおいしく、いつも必ず注文してしまうメニューのひとつです。

Cafe080209_3 美食家の間でも熱狂的なファンが多いのはきっと、メニューひとつひとつが、他店と“同じ”や“似ている”のではなく、『コーヒーハウス オリガミ』だけのオリジナルだから。
ピアノのメロディが流れるすてきな空間で、ゆっくりと時間を過ごしてみてください。お金にはかえられない何かを感じてもらえると思います。

そうそう。お帰りの際には、もうひとつの名物、焼きたての自家製パンをお忘れなく。
なかでも「バナナブレッド」(¥735)は、パンとパウンドケーキのちょうど中間くらいの存在。香りがよく、きめが細かくてふかふかなので、コーヒーといっしょに“おめざ”として食べて欲しいなと思います。

住所   東京都千代田区永田町2の14の3 赤坂東急プラザB1F
電話   03(3581)9111
営業時間 11時30分~22時(21時30分LO)
休み   無休
http://www.ori-gami.jp/
*ティータイム(14時30分~19時)には、「アフタヌーンスペシャル」として、お好きなケーキまたはドイツ風パンケーキ(S)とコーヒーまたは紅茶がセットで¥1100に。

 
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2008-02-09 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

滋味あふれるパンカフェ『sana』。(三鷹市)

Cafe080202_1

Cafe080202_2 先々週アップした『タタン』の渡部まなみさんから、「私がいちばん好きなパン屋さん。カフェもあるのでぜひ行ってみてください」と教えてもらったのが、三鷹市にある『sana』。あの有名な“三鷹の森 ジブリ美術館”から歩いて5分くらいのところにあります。見た感じは、“街の中にとけこむパン屋さん”。中に入ってみると――手作り感漂う店内は、手前にパンを置くためのショーケースがあり、その奥に、テーブル4卓ほどのカフェスペースが。なんだか、すごくおいしそうな気配がします。

ご近所さんたちがひっきりなしに訪れ、棚に並んでいたパンたちが、午後2時だというのに、みるみる少なくなり、あれよあれよという間になくなっていく。売り切れないか心配しつつ、私はカフェスペースへ。
聞けばここは、最近巷に増えてきた“パン屋さんとカフェ”を組み合わせたお店ブームの始まるずっと前、6年前から長浜さんご夫妻が開いた空間。当時、パン職人だったご主人は、市販のパンには、味をよくするためにたくさんの“余計なもの”が入っていることに疑問を感じ、『sana』ではそれらをそぎ落とし、シンプルさを追求したパンだけを作ることにしました。
カフェの担当は奥様。ご主人の作ったパンに合う食べ物を提案することで、“お食事としてのパン”をもっと広く知ってもらうためです。

オープンキッチンからは、焼きたてパンの鼻をくすぐるいい匂いが。さっそく、ご夫妻がほれ込んだ「東毛酪農」のバターとメープルシロップをかけたトースト「メープルバター」(¥320)と、風味豊かな「東毛酪農の低温殺菌牛乳」(¥280)をオーダー。中の水分はそのままに、表面だけをカリカリに焼いたパンをほおばると、口の中であつあつのバターやメープルシロップがじゅわっと溶け出す。身も心も満たし、笑顔にしてくれるおいしさです。
単品メニューも充実していますが、セットもおすすめ。たとえば、6種以上ある中からお好みのサンドイッチを選べる「サンドイッチセット」(¥680~)は、日替わりのスープやヨーグルトがついてきます。注文したのは、無農薬野菜入り“たっぷり野菜のクリームチーズサンド”。本日のスープは、蒸し煮したお野菜とお豆がたっぷり入ったトマトベースのスープです。


Cafe080202_3 パンの軸となる小麦粉は国産、全粒粉は契約農家から届いたもの。酵母は、パンの種類によって数社の天然酵母などを使い分け、野菜や調味料だって、生産者の顔が見える安全なもの。お店を始めるから材料にこだわって……というのではなく、長浜さんご夫妻の場合は、ずっと前から当たり前のように“質のよい素材”を使って、生活を営んできた様子。
と、いろいろ書きましたが、材料がどうのこうの、というよりも、石床窯で焼いた滋味あふれるパンやじっくり煮込んだスープ、ていねいに淹れた飲み物……『sana』で作られたものは本当においしくて、本能的に食べたくなってしまう、そういう感じです。

野生のブルーベリーを使った「ブルーベリーのベーグル」(¥260)に「ローズマリーと岩塩のスキャッチャータ」(¥120)。フランスのルヴァン種を使った「バゲットルヴァン」(¥180)、「チャバタ」(¥90)、「パンドゥミ」(1/2斤¥190)。店頭に並ぶパンの、これはほんの一例。
こんなパン屋さんが近所にあって、みなさんの日常に溶け込んでくれたら……と思う今日この頃です。


Cafe080202_4 住所   東京都三鷹市下連雀1の9の11
電話   0422(49)5844
営業時間 10時~18時(パンの販売は~19時)
休み   月曜・火曜

 
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2008-02-02 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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