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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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おいしいスコーンとなごみの空間『カドカフェ』。(世田谷区)

Cafe112401

Cafe112402 女の子がひとりでやっているカフェの存在を知ると、応援したい気持ちが高まり、すぐに下見に行ってしまいがち。今週は、その中から見つけた『カドカフェ』をご紹介しますね。

自由が丘の中心地から離れた、緑あふれる遊歩道や美しい住宅が建ち並ぶエリア。そんな路地の“角”にあるから、『カドカフェ』というネーミングのこちら。
古い家屋の1階を改装し、カフェを営んでいるのが、朝日文(あさひあや)さんというひとりの女性です。彼女が中学生の頃に妙に心惹かれ、ずっと作り続けてきたのが、お菓子の“スコーン”。心の奥でずっと、それに関わる仕事がしたいなぁと思っていたそうで、いくつかの飲食店での仕事を経験後、念願のカフェを今年の2月にオープンしました。

お店の棚には、開店と同時に、香ばしい匂いを放つ40個のスコーンがずらり。日替わりで毎日4~5つの味に出会えます。ちなみにこの日は「プレーン」「全粒粉チョコチップ」「クルミ」「ココナツレーズン」(各¥150)。キッチンのすみっこにある愛用の家庭用オーブンで、ゆっくりじっくり焼き上げています。

お持ち帰りもできますが、できれば、お気に入りをひとつふたつ選んで、お茶といっしょにいただきましょう。ちなみに私は、もこもこの泡がたっぷりとのった、ミルキーな「ハチミツバニラオレ」(¥550)といっしょにいただきました。
朝日さんが作るスコーンの特徴について説明をすると―スコーン特有のもそもそする感覚は一切なく、外側はさっくりと香ばしいのに内側の生地はしっとりしていて、ケーキのようにきめ細やか! 焼きたてはもちろんのこと、次の日も最高の状態が続いている、オリジナリティあふれるスコーン。
その秘密をたずねてみても、お返事は「材料は粉と砂糖とバターとふくらし粉だけで、特別なものは何も使っていません。小さい頃から作り続けてきた、ただそれだけなんですよ」と、あっさりとしたもの。だけど、朝日さんの、ゆっくりと大切に素材を扱う様子や、ていねいにお菓子を作る姿を眺めていたら、「おいしいスコーンができないはずがない」と納得してしまいました。


Cafe112403 街の景色にすんなりと溶け込むカフェの外観や、ユーモアがたっぷり詰まったインテリア。それに適度に柔らかで座り心地がいいイスや、厚みがあってたっぷり飲めるマグカップ、お茶やスコーンを出すプレートにさりげなく押された店名の焼印……。目に飛び込んでくるもの、お店で触れるものすべてが、癒しとやすらぎを与えてくれるから不思議。
見た目も性格もかわいい朝日さんがゆっくり営業しています。男性女性問わず、みなさんどうぞ、足を運んでみてくださいね。

住所 東京都世田谷区奥沢7の13の13
電話 050(1561)6791
営 12時~20時(スコーンが売り切れ次第終了)
休 月曜・第1&3火曜
http://kadocafe.michikusa.jp/

 
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2007-11-24 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『ブルーリボン』でとびきり美味しいゼリーを。(世田谷区)

Cafe111701

Cafe111702 食欲がないときや胃腸が弱っているとき。または、仕事が終わった帰り道、無性に食べたくなり、つい買ってしまうのがゼリー。今週はスイーツ界では脇役に徹し続ける“ゼリー”をフィーチャー。美味しいゼリーのお店・マイベストワンでもある、世田谷区奥沢の『ブルーリボン』をご紹介しますね。

壁に描かれた木の絵や、真っ白いテーブルやイス。街の公園をイメージして造られた店内は、まさに近所の方や常連さんの憩いの場。縦長の空間の奥には、小さなショーケースがあり、お目当てのゼリーや焼き菓子が所狭しと並んでいます。
店長である女性パティシエの石田さんは、もともと創作イタリアンレストランのデザート部門を担当していました。オーナーに腕を見込まれ、そのレストランの姉妹店として『ブルーリボン』を開店したのが8年前。かねてから評判だった素朴な焼き菓子と、お菓子の中ではなかなか日の目を見る機会のないゼリーに注目し、それを中心に展開しています。

ミントにりんご、赤ぶどうにミルク紅茶、梅酒に黒ごま、そしてブラッドオレンジに小玉みかん……(常時約11種・季節により変更あり)。日本各地から取り寄せた厳選素材に、ドイツ産の豚の皮100%のゼラチンを加えて作られるのが「ふるふるゼリー」(店内¥241・持ち帰り¥262)。その質感は、驚くほどぷるぷる! 口に入れたとたんにふわりと溶け、瞬く間に消えてしまうほど繊細なのに、重厚な味わいで、風味も強烈。ずっと余韻を楽しめるデザートです。

さらに、チーズの旨みをぎゅっと凝縮させたベイクドタイプの「チーズケーキ」(¥420)や、紅玉が出回る時期だけの限定「タルトタタン」(¥420)など、素朴で滋味あふれる焼き菓子も美味しい。素材本来の美味しさや食感を失わないように作るテクニックは独創的で、例えば「タルトタタン」なら、砂糖の甘みを極力控え、りんごの酸味や糖分を生かした煮りんごと、ボトム部分のクリスピーなパイ生地を別々に焼いたあとに合わせているとか。リーフの形がしっかりと残るクオリティの高い「紅茶(今回は秋摘み)」(¥500)といっしょにオーダーすることをおすすめします。


Cafe111703 『ブルーリボン』のお菓子は、けっして華やかではないけれど、記憶にしっかり残る味。
おまけに女性スタッフ中心だからこそ可能な、目に見えないおもてなしの心や、きめ細かなサービスもいいですよ。

住所 東京都世田谷区奥沢3の29の7
電話 03(3726)1332
営 10時30分~19時30分
休 月曜 火曜(不定休)
http://www.boreas.dti.ne.jp/~gelee/bluerribon/bluerribon_indx.html

 
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2007-11-17 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

土日限定のティーサロン『千年茶館』(港区)

Cafe111001

Cafe111002 今週は、日ごろの忙しさや慌しさのせいで、いつのまにか深い呼吸をしていなかったり、うまくストレスを発散できていない方のために、おすすめの1軒を紹介しますね。

それは、白金台の閑静な住宅街にある隠れ家的ティーサロン『千年茶館』。じつは何年か前、プラチナ通りから目黒駅へ向かう途中、近道しようとして道に迷ったときに、偶然出会った喫茶店です。
石畳が敷かれた門をくぐりぬけて進むと、鯉が何匹も泳ぐ池や小さいながらも立派な橋、おまけに“茶神”と呼ばれる仏像がある庭園が……それらを眺めつつ、荘厳な建物の中へ。テーブル席と茶壺が並ぶ1階、さらに重厚な螺旋階段をのぼった先にある2階のテーブル席とカウンター席が、喫茶のスペース。
一般的に、中国や台湾にある“茶館”というと、隣の人との距離が近くて、とにかく騒々しいイメージ。でもここは正反対。オーナーが大陸で見つけた貴重なアンティーク家具や絵画がフロアのあちこちに置かれているうえ、座席数もぐっとひかえめだから、驚くほどしっとりとしていて、優雅なムードに包まれています。

『千年茶館』では、「茶水代」(1人につき¥800)に、自分の好きなお茶の葉代「茶荷」(¥300~)を追加して払うという、中国大陸の茶館と同じスタイル。おもに烏龍茶など、“青茶”と呼ばれる半発酵の茶葉を中心に扱い、青茶特有の香味を引き出すための工夫(クンフー)茶器を使ってお茶を淹れます。
その手順はというと――まずは茶壺(チャフー)に茶葉と熱湯を入れ、ふたをした茶壺の上から湯をかけて蒸らす。茶壷の中身を茶海と呼ばれる大きめの器へ移し、それを円筒型の聞香杯(モンコーハイ)に移しなおして、さらに茶杯に移し、聞香杯に残った香りを楽しみながらちびちびと飲む。文章で説明すると、とっても厄介な所作ですが、覚えてしまえばすごく簡単。それに“おいしく飲む”ことが大前提、厳しい決まりごとは一切ないので、気軽に楽しめます。
私がこのお店をひいきにする理由は、『千年茶館』で仕入れている茶葉の質の良さ。大陸に無限に存在する茶葉の中でも、土壌作りからこだわった、安全で最高級のものだけを使っているからこそ、そのパワーと美味しさは格別。何煎いただいても口当たりはまろやかで、どこまでも香気を帯び、茶葉が持つ独特の“韻”で体中を包んでくれます。今回いただいた「千年美人」(茶荷¥700)も、マスカットのような果実味や蜜のような甘さを感じさせる、本当に魅力的なお茶でした。

お茶といっしょにいただく飲茶のほかに、「千年的美容午飯」(お茶つきで¥1800)なるものも。餅米玄米に具がたっぷり入った“ちまき”や、お肉といっしょによもぎや紫芋、ウコンも入った、皮から手作りの“水餃子”がつく限定のセット。食べ進むうちにぽかぽかしてくる、美味しくて体にもいいお得なメニューです。

Cafe111003 そうそう。風水を取り入れているこの茶館では、入るときは、敷石の間の飛び木づたいに歩いて庭園の橋を渡り、茶神の前で一礼を。帰るときは、もと来た道とは逆に進むと、気の流れが整い、よりよい運に恵まれるとか(とくに恋愛運にいいそうですよ)。
ここまで気持ちがすうっと穏やかになれる空間はなかなかありませんので、日常のエスケープスポットとして、ぜひリストに入れて欲しいと思います。

住所 東京都港区白金台5の13の14
電話 03(5447)1200
営 12時~19時(18時LO)
休 月~金曜
http://www.1000nen.com/

 
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2007-11-10 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

筋金入りの美味しいパンカフェ『クピド!』(世田谷区)

Cafe110301

Cafe110302 本当に美味しいものに出会うと、味を分析しながらも、一方で「○○さんが好きな味かも」「△△さんに食べてもらいたいな」という思いが頭の中をぐるぐる回ってしまいがちなのですが、最近知った『クピド!』も、まさにそういうお店。

東急目黒線「奥沢」駅から歩いてすぐ、商店街の中にあるここは、味もサービスもとびきりスペシャルな空間。今日はその魅力をあますところなく伝えたいと思います。
木をふんだんに使った温かみのある空間には、シンプルな食パンからハードブレッド系、スウィートなデニッシュ類まで、さまざまな味わいのパンが少量ずつ、美しく並びます。お客である私たちは、そのディスプレイを見ながらスタッフにオーダー。というと、一般的な対面販売かと思われそうですが、それぞれのパンの長所を親切丁寧に教えてくれるから、もっともっと近しい感じ。おまけにそのアピールも、決して押し付けがましいものではなく、心にするりと入っていく心地よさ。これだから、若者から年配の方までが「また来ちゃった」という感覚で、ひっきりなしに訪れます。

ほとんどのお客さんがリピーターになってしまうその理由は、サービスはもちろんのこと、シェフの東田さんが作るパンの美味しさ。小麦粉は、国産、カナダ産、フランス産、ドイツ産など、17種類の銘柄を使い分け、イーストの役割を担う酵母も、干しぶどうやリンゴ、洋ナシ、ライ麦などを発酵させて作った自家培養のものを使っています。さらに、下ごしらえに膨大な時間と手間をかけるうえに、生地から水分を逃がさないように焼くという高度なテクニックによるその味は――パンなのに、みずみずしくしっとりモチモチ。焼いている間も粉の旨みや風味が水のバリアによって守られているから、口に入れた瞬間にはじけ、広がっていく独特の味わい。初めての方には、シンプルな「バケットトラディショナル」(¥231)や、ジューシーなレーズンやくるみがゴロゴロ入った「ノア レザン」(100g¥170)をおすすめします。

お買い物のあとは、ぜひとも奥のカフェスペースへ。テーブルが3卓だけの小さな空間では、スープの味に合うパンがつく「季節の野菜スープセット」(ドリンクつき¥950)など、軽めの食事や、つまみながらの1杯を楽しむことができます。
この日登場した「具沢山のクリームスープ」は、塩だけで味つけしたという、本当にシンプルなスープ。だけれど、ひとつひとつの野菜の持ち味を上手に引き出すよう調理しているから、まるでブイヨンなどを使ったかのようなコクや風味がある。さらに、フランスのパリはもちろん、食材の宝庫でもあるバスクやアルザス地方など、あちこちを食べ歩いたオーナーの澤口さんが選ぶグラスの「ワイン」(価格はその日の銘柄によって変動)も、それに合わせる「ドライトマト」(¥300)も、栗を食べて育つという「バスク豚のパテ」(¥900)も、東京ではなかなか巡り合えない選りすぐりのメニュー。スタッフ全員が“食い道楽”だからこそ、食材の選び方から保存法、作り方のすべてにおいて、決して妥協を許さないのが、ひしひしと伝わってきます。


Cafe110303 うまくいえないのですが、心にぐさっと突き刺さるような『クピド!』のパンや料理の美味しさは、最良の素材を組み合わせて“足す”のではなく2倍にも3倍にも“膨らませた”味。
その秘密は、スタッフみんなもため息が出るほど優しいシェフの人柄や、美味しいものを作って、お客さんに喜んでもらうことだけを考えているという純粋な心にあるのかもしれません。来週もまた、買いに行こうと思います。

住所 東京都世田谷区奥沢3-45-1F
電話 03(5499)1839
営10時~商品終了まで
不定休

 
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2007-11-03 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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