まるでお菓子の国! 『オークウッドカフェ』(春日部市)

『オークウッド』――きっと、甘いもの好きなら、この店名を一度は耳にしたことがあるかと思います。今週はそのお店のオーナーパティシエ・横田秀夫さんが創るパティスリーの魅力をまるごと味わうため、自然がいっぱいの埼玉県春日部市に行ってきました。
たくさんの木や花々があふれる手作りの庭を進むと見えてくる、かわいらしい建物。向かって左手がテイクアウト専門のショップです。「想像していた世界を形にした」という空間は、温かみがあってとてものびやかな雰囲気。パティシエたちが腕をふるう様を眺められる売り場には、重厚なショーケースが目の前に広がります。
横田さんは、“季節”をとても大切にする人。だからこそ、今ならいちじくやぶどうや栗、秋がさらに深まればカボチャ、といったように、訪れるたびに内容がガラリと変わってしまうほど“今、採れたて”の素材を使ったケーキが並びます。おまけに、店内のディスプレイもその時期ごとに様変わり。“旬”が消えつつある世の中で、その醍醐味を楽しく伝えてくれる貴重な空間でもあります。
建物の右手が、新たにオープンしたカフェ。そう、横田さんといえば、「レカン」や「全日空ホテル」、さらに「パークハイアット東京」……と、日本の名だたるレストランやホテルで、パティシエのトップを務めた人物。その経験から、オーダーが入ってから作ることで、素材をいちばんベストな状態で提供できる“カフェ”を作るのがオープン当初からのプランだったとか。
メニューに並ぶのは、8種ほどの季節感のあるプレートデザート。「オレンジのクロワッサンプディング」(¥800)は、食パン以上に濃厚で複雑な味わいを表現できるクロワッサンとオレンジを加えて焼いたプリンに、フレッシュな洋梨のソースをからめたもの。そして「いちじくのタルトとバニラアイスクリーム」(¥700)は、皮付きのいちじくをタルト生地の真ん中にのせて果汁を一滴もこぼさず焼き上げているから、その旨みが一層伝わるデザート。もちろん、ショップのケーキ<今回は「シュークリーム」(¥300)>を「カプチーノ」(¥600)などといっしょにいただくことだってできます。
旬の美味しさが口いっぱいなのはもちろん、体中に広がってすっととろけていく――余計な“くどさ”は一切なく、心地よい余韻だけを残してくれるのが横田さんの作るお菓子。さりげないのだけど、後々まで強烈な印象を与えてくれるデザートなのです。
さらに接客からインテリアの細部にいたるまで、日本有数のホテルやレストランで経験を積んだからこそ提供できる、おもてなしも最高。だからちょっぴり遠くても、『オークウッド』はわざわざ足を運んでしまう場所なのです。
住所 埼玉県春日部市八丁目966の51
電話 048(760)0357
営業時間 10時~19時(カフェのLOは18時30分)
定休日 水曜(火曜不定休)
http://oakwood.ftw.jp/
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2007-10-06 【カフェ】 | 固定リンク
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