ビールの美味しさを知るなら『タンネ』へ。(渋谷区)
ドイツにある温泉町・バーデンバーデンを旅したときに飲んだビールの美味しさといったら、それはもう、言葉にならないほどでした。あの時の感動やときめきがインプットされていたから、国内で飲むビールにはそれほど興味がなかったし、“とりあえずの1杯”だったことも事実。
そんな私を、美味しいお店をたくさん知っているお取り寄せコラム担当の奥田さんが連れて行ってくれたのが、代々木駅から歩いてたった1分の場所にある『タンネ』。ドイツビールが中心の欧風居酒屋さんです。
木をたっぷりと使ったダークブラウンの空間は、ゆったりとしたレイアウトが印象的。スイングしてしまうほど楽しげなドイツ音楽が流れるなか、人々はビールを片手に話を弾ませる。さらに中央にある広々としたカウンター席の目の前には、60種類もある銘柄のビールや、さまざまなフォルムのグラス、さらにドラフトタワーと呼ばれるビールサーバーがあり、まるで本場ドイツのビアバーにいるような気持ちになれます。
「どのビールを選べばいいの?」なんて思っていると、パリッとした白シャツと長いギャルソンエプロンを巻いたスタッフがさっと現れ、ビールの種類やその味わいを、まるでソムリエのように親切ていねいに教えてくれます。
お話によると、ビールにはアルコール度数がやや高く、コクがある「上面発酵」のエールタイプと、ほどよい苦味とさわやかなキレが持ち味の「下面発酵」のラガータイプがあるそうで、今回は前者の中から、日本初上陸の銘柄「パウラーナー」(¥1150)をいただきました。美味しさの秘密でもある酵母がボトルの下にたっぷりと沈んでいるこちらは、注ぎ方も特別。グラスを寝かせて7割がた注いだら、ボトルをよく振って酵母を洗い、逆さまにして高い位置から一気に注ぐのです。繊細な泡をたっぷりとのせた、小麦色のビールの味わいは……? ホップの苦味と香ばしさがありながら、とってもフルーティー。のどごしも非常にやわらかいので、ビールがちょっと苦手な方でもきっと「ビールってこんなに美味しいものなの!?」と思えると思います。
ほどよい酸味が食欲をそそる「ニシンの酢漬け」(¥950)も美味しいし、奥田さんといっしょに食べた、細切りジャガイモにチーズやバターをからめて焼いた「ロスティ」(¥750)や、ほのかな塩味のパン「ブレッツェル」(¥300)もすばらしい味でした。
どのメニューを選んでも美味しいのは、オーナーの梅田さんが本場の味にこだわり、本場の食材や調味料を空輸して、試作を重ねて理想の味を追求したから。
ビールひとつとっても、その銘柄専用のグラスやコースターに統一し、注ぎ方から飲み方まで徹底的にこだわる。ビールが物語る歴史やストーリーをとことん楽しみ、味わえるのが『タンネ』の魅力。梅雨が明けた今の時期、つい恋焦がれてしまうお店です。
住所 東京都渋谷区代々木1の32の15 第3白倉ビル1F
電話 03(3373)6888
営業時間 11時30分~14時、17時~23時
定休日 日曜・祝日
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2007-08-04 【カフェ】 | 固定リンク
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