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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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『天野屋』で栄養満点な甘酒をどうぞ。(千代田区)

Cafe082501

Cafe082502 甘酒――もともとは天皇など高貴な身分の方への献上物。江戸時代以降は庶民にも広まった、日本独自の飲みもの。今では、寒いときに体を温める飲み物としてのイメージが強いけれど、じつのところ夏に飲む甘酒は、暑さでへとへとになった体の疲労回復にバツグンの効果を発揮するということ、ご存知でしたか?

今週は、そんな“夏の甘酒”が楽しめる、『天野屋』へ足を運んできました。天野屋といえば、江戸時代末期の1846年から神田明神の目の前で店を構える老舗中の老舗。お参りに訪れた人々の疲れを癒してくれる、やすらぎの場所でもあります。
おみやげ屋さんに併設している喫茶部の玄関を入ると、使いこまれて味が出たテーブルに、ちりんちりんと音を奏でる風鈴、窓の外に広がる日本庭園……古きよき日本の空間が広がります。一歩足を踏み入れただけで、時間がゆっくり逆戻りして、幼いころに帰ったような懐かしい気持ちになれるから不思議です。

到着したらまず、「冷し甘酒」(¥450)をきゅっと1杯。砂糖を一切使っていない自然な甘みと、とろりとしたやさしい飲み心地は、乾いたのどを潤してくれます。この甘酒は今も手作りしているとのこと。途方もなく手間のかかる作り方を説明すると…。
まずは、お店のすぐ裏にある地下6メートルにも及ぶ土室(むろ)という場所で、蒸した米に種麹をつけ、約35度に保った部屋でじっくり培養。米に麹菌がつき“米麹”となったところで水を加え、発酵させます。昼夜問わず、目を光らせなくてはならない甘酒は、まるで生まれたての赤ちゃんのように繊細。苦労の末に完成した、自然の恵みでもある甘酒は、発酵によって味の深みが増し、必須アミノ酸やブドウ糖、ビタミン類などたくさんの栄養を宿らせる(じつは点滴と同じ成分なのだそう)。毎朝飲んでいるというお店の皆さんのお肌はぷっくりつやつやで、いたって健康というのが、何よりの証拠です。

甘酒の世界をもっと楽しむなら、酒粕を皮に練りこんだ「甘酒まんじゅう」(緑茶つき¥500)といった和菓子のほか、店主の甘酒のよさをもっと知ってもらいたいという気持ちから生まれた、ヘルシーな洋菓子もおすすめです。甘酒入りの餡を閉じ込めたサクサクの「甘酒パイ」や、卵やバター不使用の「甘酒マドレーヌ」、甘酒の旨みが凝縮したクリームを使った「甘酒タルト」(セットで¥750)は、心にも体にもやさしく、滋味に富んだ味。

Cafe082503『天野屋』には、甘酒のほかにも大粒の豆を使った「柴崎納豆」や「江戸味噌」など、さまざまな発酵食品をすべて、一からこしらえています。それも自分たちの味を守り続け、味にブレがないよう、他人を介入せずに一家総出で行うそう。
美味しいものを作るために労力を惜しまない天野一家が作る本物の味を食べて、みなさんも元気100倍になってくださいね。

住所   東京都千代田区外神田2の18の15
電話   03(3251)7911
営業時間 平日9時~18時 (日曜・祝日)~17時
定休日  4月第3週・12月第1週の日曜日
http://www.amanoya.jp/

 
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2007-08-25 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『アンドンカフェ』でアジア旅気分を味わおう。(杉並区)

Cafe081801

Cafe081802 太陽がじりじり照りつける暑い1日だ、やれやれ…と思っていたら、突然、スコールのような激しい雨に襲われる。最近、日本の気候が、だんだんとタイやベトナムなど高温多湿な東南アジアの気候に近づいてきたような気がするのは私だけでしょうか? 

そういうとき無性に食べたくなるのが、この気候に合った料理。ということで今週は、美味しい東南アジアの料理が食べられるカフェをご紹介しますね。
高円寺駅北口を降り、純情商店街つきあたりの雑居ビルにあるのが『アンドンカフェ』。
世界中を旅したオーナーが、ベトナムの料理教室で本場の味を学び、約4年前にオープンしたここは、オープンからクローズまで、お客がひっきりなしに訪れるカフェです。
その理由のひとつは、ドアを開けたとたんにぱぁっと広がる自由な空気がなんとも心地よい空間。まさに“アン”(=ベトナム語で安らぎ)と“ドン”(=創る)をくみあわせた店名そのもの。思わずくすっと笑ってしまうような、かわいらしい雑貨がディスプレイされ、海外の旅本もズラリと並び、ほどよい“ゆるさ”をアピールしています。
常連客でごったがえす人気の理由のもうひとつが料理。本場の味に、日本人ならではのエッセンスとマイルドさを盛り込んだメニューの数々は、それはそれはとびきりの美味しさ。
たとえばインドネシアの代表料理、甘くてちょっぴり辛いチャーハンの「ナシゴレン」(¥850)は、手作りのサンバルソースにオイスターソースなど独自の調味料を加える。ココナッツミルクが入ったベトナム流シェイク「シントー」(¥500~)は、バナナやマンゴー、アボカドなどお好みの素材を自由に組み合わせてオリジナルの飲み物に。8種あるデザートの中でもとくに人気者・ベトナムの温かいぜんざい「チェー」(¥480)は、タピオカ入りのココナッツミルクに揚げたかぼちゃやバナナ、緑豆餡をくるんだ自家製のお団子をプラス。店長の倉重さんを中心に、スタッフは前菜からご飯モノ・麺類までとことん手作りにこだわり、注文を受けたあとで野菜を切ったり、フライパンで勢いよく炒めたり、カラリと揚げたりするから、テーブルには常にできたてがやってくる。

Cafe08190302_4 カウンターキッチンでスタッフがきびきびと美しく作業する姿を眺め、そこから発せられる美味しい匂いを嗅ぎ、作りたてをほおばる。そう、『アンドンカフェ』は、五感を心地よく刺激してくれるカフェ。
最後に、若くして店長を務めるかわいい女性・倉重さんの料理のセンスと腕前はかなりのもの。彼女が作る料理はハートをぎゅっとつかむ味。ぜひ食べてみてください。

住所   東京都杉並区高円寺北2の22の6
電話   03(3336)4439
営業時間 11時30分~25時
定休日  不定休

 
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2007-08-18 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

絶品かき氷が食べられる『だるまや』。(北区)

Cafe081101

Cafe081102暑いですね。照りつける日差しとぐんぐん上昇する気温とは裏腹に、食欲は減退気味という方も多いのではないでしょうか? 私も、そのひとり。自宅では健康を考え、クーラーのない生活を送っているので、そのひとり。ついつい“冷たいもの”に手が伸びる今日このごろです。

暑い毎日にぴったりの食べ物といえばそう、かき氷! 今週は、わざわざ足を運んででも食べに行きたい、とっておきの味をご紹介します。それが食べられるのは、混雑することでも有名な埼京線沿線の十条。駅を降りてすぐ目の前の商店街にある、「だるまや」です。
なんとも縁起のいい名前をもつこのお店の創業は、今から60年以上も前。もともとはお餅が美味しい甘味処として評判でしたが、5年前に3代目の若主人が始めたかき氷が口コミで広まり、今では知る人ぞ知る有名なかき氷の店に。

手書きのお品書に赤で記された、妙に心惹かれる“天然水”の文字。聞けば、若主人が秩父や日光など、美しい水が流れる場所で天然氷を作る氷屋さんのもとへ足を運び、できたての氷を仕入れてくるのだそう。
2~3週間かけ、自然の寒さでゆっくり凍らせた氷を、氷かき器の刃で削ると、驚くほどキメこまやか。大きなガラスの器にふんわりこんもりとのせた「氷宇治金時」(¥880)は、その氷の上からお茶屋さんから仕入れた上等なお抹茶がたっぷりかけられ、自家製の小豆餡も氷の上と下の両方にこれまたたっぷり、と、なんとも贅沢なかき氷。口に含むと……それはそれは清らかな味わい。お抹茶のほろ苦さと、ふっくら炊いた小豆の餡の甘みで、目の前の氷の山がみるみる崩れていきます。さらに、溶けても美味しいのが「だるまや」のかき氷。まるで冷抹茶のようにごくごく飲めてしまうほどです。

かき氷のあとには、ぜひともお店の奥で2代目ご夫妻や職人さんたちが毎日手作りしているお餅を使った品々を食べてみてください。つきたてお餅を使った「いそべ巻」(¥480)や「みたらし団子」(¥90)、豆がふんだんに入った「大福」(¥110)など、どれもコシがあって、モチモチで、あとひくウマさ。

Cafe081103「だるまや」の魅力は、手作りにこだわる甘味の美味しさと、家族のあったかさ。今でも店番をしながら、ときどきかき氷を食べている初代のおばあちゃん(なんと94歳!)、そして2代目、3代目と、みんなでお店を営む姿は、古きよき日本の家族を象徴していました。
心も体もすがすがしく、爽快になれる、そんな甘味処です。

住所   東京都北区十条仲原1の3の6
電話   03(3908)6644
営業時間 10時30分~19時
定休日  火曜

 
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2007-08-11 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ビールの美味しさを知るなら『タンネ』へ。(渋谷区)

Cafe080401

Cafe080402_2 ドイツにある温泉町・バーデンバーデンを旅したときに飲んだビールの美味しさといったら、それはもう、言葉にならないほどでした。あの時の感動やときめきがインプットされていたから、国内で飲むビールにはそれほど興味がなかったし、“とりあえずの1杯”だったことも事実。

そんな私を、美味しいお店をたくさん知っているお取り寄せコラム担当の奥田さんが連れて行ってくれたのが、代々木駅から歩いてたった1分の場所にある『タンネ』。ドイツビールが中心の欧風居酒屋さんです。

木をたっぷりと使ったダークブラウンの空間は、ゆったりとしたレイアウトが印象的。スイングしてしまうほど楽しげなドイツ音楽が流れるなか、人々はビールを片手に話を弾ませる。さらに中央にある広々としたカウンター席の目の前には、60種類もある銘柄のビールや、さまざまなフォルムのグラス、さらにドラフトタワーと呼ばれるビールサーバーがあり、まるで本場ドイツのビアバーにいるような気持ちになれます。

「どのビールを選べばいいの?」なんて思っていると、パリッとした白シャツと長いギャルソンエプロンを巻いたスタッフがさっと現れ、ビールの種類やその味わいを、まるでソムリエのように親切ていねいに教えてくれます。
お話によると、ビールにはアルコール度数がやや高く、コクがある「上面発酵」のエールタイプと、ほどよい苦味とさわやかなキレが持ち味の「下面発酵」のラガータイプがあるそうで、今回は前者の中から、日本初上陸の銘柄「パウラーナー」(¥1150)をいただきました。美味しさの秘密でもある酵母がボトルの下にたっぷりと沈んでいるこちらは、注ぎ方も特別。グラスを寝かせて7割がた注いだら、ボトルをよく振って酵母を洗い、逆さまにして高い位置から一気に注ぐのです。繊細な泡をたっぷりとのせた、小麦色のビールの味わいは……? ホップの苦味と香ばしさがありながら、とってもフルーティー。のどごしも非常にやわらかいので、ビールがちょっと苦手な方でもきっと「ビールってこんなに美味しいものなの!?」と思えると思います。

ビールの魅力をより高めてくれるのが、お料理。ドイツの伝統的なメニューがそろうなか、メットヴェルト(こしょう入りの超荒挽き)とゲルダーヴルスト(牛肉と豚肉の超荒挽き)、ニュールンベルガー(牛肉と豚肉に香草入り)の3つの味が楽しめる「ソテーソーセージ盛合せ」(¥1200)をオーダー。ドイツで修行し、数々のコンテストでグランプリを受賞した職人が作るそれは、今まで味わったなかで一番と断言できるほど、肉の挽き方や味付け、風味にいたるまで、どれをとってもパーフェクト。

ほどよい酸味が食欲をそそる「ニシンの酢漬け」(¥950)も美味しいし、奥田さんといっしょに食べた、細切りジャガイモにチーズやバターをからめて焼いた「ロスティ」(¥750)や、ほのかな塩味のパン「ブレッツェル」(¥300)もすばらしい味でした。
どのメニューを選んでも美味しいのは、オーナーの梅田さんが本場の味にこだわり、本場の食材や調味料を空輸して、試作を重ねて理想の味を追求したから。

ビールひとつとっても、その銘柄専用のグラスやコースターに統一し、注ぎ方から飲み方まで徹底的にこだわる。ビールが物語る歴史やストーリーをとことん楽しみ、味わえるのが『タンネ』の魅力。梅雨が明けた今の時期、つい恋焦がれてしまうお店です。

Cafe080403_2住所   東京都渋谷区代々木1の32の15 第3白倉ビル1F
電話   03(3373)6888
営業時間 11時30分~14時、17時~23時
定休日  日曜・祝日

 
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2007-08-04 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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