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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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ぬくぬくになれるカフェ『ナインチェア』。(世田谷区)

Cafe063001 Cafe063002
以前紹介した「ロバロバカフェ」といい「Cura2」といい、経堂のすずらん通りにあるカフェは、本当にすばらしい、というのが私の個人的な意見。今回紹介するのは、それらのカフェとご近所さんで、お互いのお店を行ったり来たりしている仲間である、「ナインチェア」。ご主人の滝山佳世さんがたったひとりで切り盛りする、アットホームなカフェです。

ここはもともと、滝山さんが家へ帰る途中に寄り道していた場所。アンティークショップを経営する知人に、修行中に作った焼き菓子を配っていたところ、「建物の2階が空くのでカフェを開いてみたら」と声をかけてもらったのが、このお店のはじまりです。

趣のある日本家屋の階段をのぼり、小さな扉をそっと開くと……感じるのは、ここにはふわっとやわらかな空気があるということ。日だまりのような、ぬくぬくとした空間のなかにある座席は、全部で9つ。お友達との会話が弾むテーブル席、外の景色が愛でられるソファー席、自分だけの世界に浸れる壁ぎわのデスク――訪れた人がゆったりと、なおかつ気がねなく過ごせるムードです。

中央には、オーブンで毎日焼く、ざくっとしていて食べごたえのあるクッキー(メイプルクッキー¥120など)やマフィン(抹茶とホワイトチョコとクランベリー¥320など)がずらりと並びます。好みのお菓子を選んで、お茶を頼んでみるのもよし。お腹がすいていたら、フードメニューを頼むもよし。私は白ぱん、天然酵母の黒ぱん、金時豆が入ったスパイシーなチリコンカンのスープ、自家製ピクルスやチーズがついた、『よくばりSET』(¥1000)をオーダーしてみました。中でも白ぱんは、ヨーグルトを隠し味に使っているから、赤ちゃんのほっぺのようにしっとりふわふわ。とりこになって、お持ち帰り(¥150)する方も多いぱんです。

スイーツを楽しみたい人は、ぜひ自家製『しっとりスフレチーズケーキ』(¥500)を。舌にのせるとふわっととろけるキメのこまやかさにうっとりします。そのおいしさを包み込むのは、近所のコーヒー豆店でこまめに焙煎してもらった豆で淹れる『ナインチェアオリジナル』(¥430)。酸味が抑え目でコクがあって、口当たりがとてもやさしいコーヒーです。

ふっと考えごとをしていると、滝山さんが、料理の盛り付けで使うハーブをベランダでさっと摘みとっていたり、そばの台所でコーヒーをこぽこぽいれていたり、野菜を刻んでいたり、クッキー生地をこねていたり。『ナインチェア』は、やさしい"生活音"が心地よい、あったかカフェなのでした。

Cafe063003 住所   東京都世田谷区宮坂3の45の2の2F
電話   お店の希望により掲載できません。
営業時間 13時~20時
定休日  日曜・月曜・火曜
*7/8~31まで夏休みのため、休業予定です。

http://www.9chair.com/

 
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2007-06-30 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

お日さまの似合うカフェ『リゼッタ』。(世田谷区)

Cafe0623_2

Cafe062302 ちょっと前に、お取り寄せコラムを担当している奥田さんと「二子玉川」へ出かけたときに教えてもらったのが『リゼッタ』。ちょうど玉川高島屋の裏手、細い道を1本入ったところにあるここは、駅から歩いてすぐだというのに、とっても静か。そのうえ、生地屋の「リネンバード」や器のお店「KOHORO」などがお向かいさんだから、どことなく“かわいい世界”ができあがっているのにも胸が躍ります。

真っ白で、ピュアなムード漂うたたずまいの店内に1歩足を踏み入れると……ふわっとやわらかで、どことなく甘い空気が広がります。そこには、吸水性があって丈夫で、なおかつ上品さを失わない生地「リネン(麻)」を使った洋服や小物がずらり。そして、その奥にはフランスから運んできた色や形、表情の異なるアンティークの家具や雑貨が独特の雰囲気を放つ、オープンスタイルのカフェスペースがあります。

料理は、フランスの伝統的なメニューが中心。「塩キャラメルワッフル」(¥700)は、卵を使わずに焼き上げた、おどろくほどモチモチのワッフルに、塩味の効いたほろ苦い焦がしキャラメルをたっぷりとからめて食べる、いちおしのデザート。すっきりとした辛口の自家製「ジンジャーエール」(¥650)がのどを潤してくれます。

もちろん食事メニューも充実していて、私は4種あるプレート料理の中から、「本日のキッシュプレート」(¥1000)をいただきました(ほかには、サンドイッチやサラダのプレートもあり)。サクサク香ばしいパイの中に詰まった、ほうれん草やミニトマト、ベーコンを卵とからめた生地は、あっさりしていて日本人好みの味。にんじんやお豆を使ったサラダや、野菜のトマト煮込み「カポナータ」などつけ合わせも手を抜かずにきちんと作ってあって、じんわりおいしい。器の使い方や盛り付け方、リネンを使ったテーブルコーディネートも、さりげなくおしゃれです。

Cafe062303_2 オープンスタイルの開け放たれた店内で、太陽の光を浴び、心地よい風を感じる。ただ体に食物を取り込むだけではなく、ていねいに作る、ていねいに食べる――このカフェは、ていねいに生きることの大切さを再確認できる場所のような気がします。

住所   東京都世田谷区玉川3の9の7
電話   03(3707)9130
営業時間 10時30分~19時(18時LO)
定休日   水曜

http://www.lisette.jp/lisette/

 
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2007-06-23 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

『ナガノベーカリー』のやさしさ満点パン。(港区)

Cafe0616_3

Cafe061602_3 このコラムがスタートした5年前から、ずっと担当をしてくださっている編集Kさんから先日、“おいしいパン屋さんを見つけました”とメールをいただきました。溜池山王駅近くの六本木通りを車で通ると、いつも行列ができているそこは、じつは私もずっと気になっていたお店。近くで取材をした帰り、ふと立ち寄って買ってみたら、言葉どおり、ものすごくおいしい。 持ち帰り専門のパン屋さんですが、特別にご紹介しますね。

創業が、なんと60年前という老舗の『ナガノベーカリー』。4年前に改装した店舗は、小さめながらも歴史と上品さを感じさせる雰囲気。引き戸を開けると、目の前には存在感のある木製のショーケースがあり、そこにはオーソドックスな「クリームパン」(¥160)や、バターをたっぷり練りこんだ「クロワッサン」(¥170)、さまざまなお惣菜パンなど……なんと70種にも及ぶ、バラエティ豊かなパンがぎっしり! まるでパンの国に迷い込んだような空間に、気持ちがわくわくしてきます。

『ナガノベーカリー』を語るうえで欠かせないのが、看板商品の「コロッケパン」(¥180)。ほくほくのじゃがいもや千切りにんじん、グリーンピースが入ったさっくりとしたコロッケを、ほんのり甘みのあるパンではさんだお店の名物です。コロッケ入りなのに、あっさりしていて油っぽさはなし。素材同士が長所を引き出しあって絶妙のバランスを保つその味わいは、とても上品。聞けば、毎日店頭に並ぶ10種類ほどの“調理パン”は、中にはさむ具にあわせて、パンの材料の配合を変えているのだとか。

こんな風に、他の具材のよさを引き立てて最高のマリアージュを生むパンがあったり、はたまた「バケット」(¥240)や「ナガノブレッド」(1斤¥230)のように、やわらかく自己主張するパンがあったり。訪れる人とも素材とも、距離のとり方が上手な『ナガノベーカリー』の魅力の土台になっているのは、なんといってもパンのおいしさ。シンプルな材料を絶妙の割合で配合し、やさしくこねて、穏やかに寝かし、そして、溶岩窯でじっくりと焼き上げる、見事なまでのふわふわ加減と、もちもちの食感は、かみしめるたびにやさしさや温かみがじんわり伝わってくるパンです。

Cafe061603_3 ショーケース隣にある工房では、オーナーの長野さんが熱い信頼を寄せる、チーフの佐野正美さんをはじめとするスタッフが愛情を込めてパンを焼く姿も見られるし、ほかほかのパンが次から次へと焼きあがる様子も見ることができます。みなさんも行列に並びながら、焼きたてパンが「パチパチパチ……」と奏でるおいしいサウンドを聞き、パンをほおばってみてください。

住所   東京都港区赤坂2の17の31
電話   03(3583)4216
営業時間 7時~19時
定休日   土曜・日曜・祝日

 
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2007-06-16 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

日本人のためのアイス、『ジェラテリアピッコ』。(港区)

Cafe060901

Cafe060902 日に日に暑さを増す今日この頃、ほっと一息つきたいとき、無性に恋しくなるのがアイス。満腹のときでも、反対に食欲がない日でも、体にするすると入ってしまう、ちょっぴり罪で、特別なデザートです。
じつは先日、六本木での取材帰りに偶然見つけたのが『ジェラテリアピッコ』。休憩がてら、何気なく入ったお店だったのですが、実際にその味を口に運んだとたん、世界が一変したのです。

それもそのはず。オーナーの山口明子さんのバカンス先・長野県蓼科(たてしな)の別荘近くにあり、そこで毎日通うほどファンだったのが、本店の『ジェラテリアピッコ』のジェラート。東京でもこのおいしさを広めたいと思い、「支店を出したい」とラブコールを送ったのだとか。
当初は、蓼科から東京まで、運搬してくれるものだと思っていたけれど、実際の条件は、その場で一から手作り、できたてを提供するため、当日売り切れ御免にする、だったそうで……。

だからこそ、六本木のお店でも、安曇野(あずみの)から特別に運んでもらう低温殺菌牛乳をベースに、砂糖やクリーム、糖飴と呼ばれるとうもろこしの粉や、バターなど、高品質な素材をミックス。日本人に合うジェラートを、ていねいに手作りしています。
私が大プッシュの、純白色をした「搾りたてミルク」にいたっては、絞ったばかりのフレッシュな牛乳をごくごく飲んでいるみたい。旨みがぎゅっと詰まって濃厚なのに、のどをすべらかに通り過ぎるそのさわやかさは、できたて新鮮で、添加物や着色料を一切含んでいない、という証。アイスを食べたあと、ふと感じる“お口直しに、お水やコーヒーを飲みたい”気持ちも一切生まれず、いつまでもジェラートの余韻を楽しんでいたい、という気持ちでいっぱいになるのです。

「搾りたてミルク」以外にも、季節や仕入れ状況によって日々変化する「マンゴー」「キウイ」「ブルーベリーヨーグルト」など、しっかりと熟れた果実の魅力を閉じ込めたフルーツフレーバーや、本場イタリアのチョコを使った「チョコレート」や「クルミ」など、アレンジの利いたスイートなフレーバーが日替わりで8種ほど登場します。こちらも楽しみのひとつです(シングル¥300・ダブル¥380・トリプル¥430)。

2階のテラス席から眺める景色も良好。木をたっぷりと使った手作り感あふれる店内で食べるジェラートは、うっとりするほど格別。
『ジェラテリアピッコ』はまさに、六本木ヒルズやレジデンスといった高層ビルが立ち並ぶ、六本木のオアシスです。

Cafe060903_4 住所   東京都港区六本木6の8の21
電話   03(5411)0536
営業時間 12時~22時
定休日   月曜
http://www.gelateria-picco.com

 
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2007-06-09 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

『八百コーヒー店』に流れる独特の空気。(文京区)

060401

060402 居心地のいい場所には、必ず足が向いてしまう。ふらふらと人が集まってしまう。そういうカフェを見つけてしまいました。文京区の千石駅すぐそばにある『八百(はっぴゃく)コーヒー店』。曽田顕さんと史子さんが、約2年前に自宅の1階を改装した場所は、とてもあたたかくて自由で、昔からそこに通っていたような懐かしい気分にさせてくれる、ふしぎなムード。
飛行機のシートや脚をつけたスケートボードがイスへと化していたり、史子さんの弟であり、靴作家の曽田耕さんの手による革製のクッションがあったり。想像力というエッセンスもたっぷりと注入された空間です。

キューブ状のメニュー表をころころ転がすと、そこには、店名にもなっている『コーヒー』(¥450)をはじめとした飲み物と食べ物のリストが書き連ねてありました。
2人で探して取り寄せたコーヒー豆は、ただ今2種。「珈琲サイフォン株式会社(KONO)」から独立した「チッポグラフィア」の山崎さんが焙煎した豆と、能登半島の先っちょで、ささやかに営まれているコーヒー店の豆を使っています。それを、豆の持つ苦味やコク、深みをストレートに引き出すサイフォン式でじっくりと淹れ、焼き物の器にとぽとぽと注ぎ、木のトレーにのせてそっと出してくれる。

ぜひとも、ていねいにこしらえられた食事もどうぞ。小麦粉とお砂糖と生クリームと卵だけでできた、驚くほどふかふかの自家製「ロールケーキ」(¥450)や、無添加・無着色のソーセージを、山形でりんご農園を営む友人が作ってくれるという香ばしいパンではさんだ「ホットドッグ」(¥500)……2人の「メニュー数は少ないけれど、毎日食べても飽きないもの、自信を持って提供できる味」という言葉に、心から納得してしまうほどの美味しさ。やみつき感。

さらにキューブを回転させると、顕さんがインド留学中に飲んでいた「インドのチャイ」(¥500)や、生姜や唐辛子を煮詰めた「しょうが湯」(¥500)、知り合いが直輸入している「マンゴージュース」(¥500)なども。どれもお客様に出すまでに、作り手に会いにいき、話をして、お互いのことをわかり合ってから初めて仕入れる――語りつくせないほどたくさんの、温かなエピソードがありました。
だからこそ、『八百コーヒー店』で出される品々は、口に運んだとたん、さまざまな情景が食べる人の頭にふつふつと浮かんでくるのですね。

060204 2人は、口をそろえて言います。「ほそぼそと、長く営んでいきたい」と。だから、休みもきちんととるし、営業時間も規則正しく8時間。このすがすがしいほど潔いスピリットが、フラットな空気をお客に提供し続けられる秘密なのかもしれません。
そうそう、6月8日(金)~19日(火)、曽田さんたちはちょっと早めの夏休み。能登のコーヒー豆店や、器を作ってくれている奈良の陶芸家さん、コーヒー豆仲間が大分の山奥にオープンしたカフェめぐりなど、ふだんお世話になっている方々のもとを訪ねるために。
その間、2人の友人が営む“喫茶さすらい”と“塩山奈央食堂”が、八百コーヒー店の場を借りて、臨時でお店を開くそうですよ。

住所  東京都文京区本駒込2の10の5の1F
電話  03(3943)6884
営業時間   11時~19時
休み  月曜・火曜

http://www007.upp.so-net.ne.jp/happyaku/

 
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2007-06-02 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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