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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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『喫茶 ミケネコ舎』で美味しいコーヒーを。(世田谷区)

Cafe0331_01_1

Cafe0331_02_1 コーヒーを極めたバリスタや喫茶店のマスターたちが、最後にたどりつく豆――それが“スペシャルティーコーヒー”。このコーヒーは文字通り、とても特別な豆。土壌作りから栽培、精製、焙煎、抽出からカップに注がれるまで、どのプロセスでも最高の状態で作られたもので、土地の風土や気候が、しっかりと反映されるからこそ、豆の香りや風味がぞんぶんに生かされた滋味豊富な味わいになるのです。

そのスペシャルティーコーヒーに出合えるのが、下北沢駅近くにある『喫茶 ミケネコ舎』。美味しいコーヒーの世界一を決める“カップ オブ エクセレンス”の国際審査員も務める「丸山珈琲」の店主・丸山健太郎さんのもとで修行をした、太田原一隆さんが奥さまと2人で開いた喫茶店です。

下北沢という街の中でひときわ目につく、昭和12年に建てられたレトロな洋館、アンティークショップ「露崎商店」の2階に、お目当ての『喫茶 ミケネコ舎』はあります。木造建築ならではのクラシックな雰囲気の店内は、太田原さんご夫妻が手作りしたものであふれ、訪れる人たちをやすらぎの世界へ導いてくれます。


Cafe0331_03コーヒーの持つ油分を漉し取る“ドリップ式”ではなく、豆のクオリティをあますところなく抽出する“コーヒープレス”で淹れるのが『ミケネコ舎』流。
挽きたての豆(コロンビア・カップ・オブ・エクレセンス第1位の「ラ・イスラ」(¥800))を入れたプレスにお湯を一気に注ぎ、スプーンで軽くかきまぜたら、きっかり4分待つ。そのあとは、金属のフィルターを押し下げ、陶芸家・武田千秋さん作の特注のマグカップに注ぐ。ツヤのある液体を口に運ぶと……立ちのぼる香りとともに、果実のようなフレッシュな酸味やはちみつのような甘み、シルクのようななめらかな舌触りに包まれる。
上質なワインのように、ストーリーを語らずにはいられない、コーヒーを超えたコーヒー。それがスペシャルティーコーヒー。世界中から選ばれた旬のストレートコーヒー(約4種)と、季節のブレンドを含めたブレンドコーヒー(3種)を飲み比べるのも楽しいですよ。

ときには、気分を変えて、本格的なエスプレッソマシンで淹れた「カフェラテ」(¥600)と、奥さまお手製の日替わりデザート(この日は「白ごまのチーズケーキ」(¥300))とのスイートな組み合わせを楽しむのもおつなもの。

コーヒーをこよなく愛する太田原さんご夫妻がつくる『ミケネコ舎』での時間は、アロマテラピーのようなリラックス効果も。“コーヒーマニア”はもちろん、“コーヒーは、わりと苦手”な方にもおすすめしたい喫茶店。忙しくても、週1ペースで通ってしまいそうです。

住所   東京都世田谷区代沢5の32の14
電話   03(3418)6630
営業時間 13時~23時
定休日  月曜

 
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2007-03-31 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

異国の香りをただよわせる『ジュアカフェ』。(杉並区)

Cafe0324_1

Cafe0324_3_1『ジュアカフェ』――スワヒリ語で“太陽”(JUA)を意味する名前を持つここは、“いいお店”がいっぱいの西荻窪にあるカフェ。吉祥寺の歴史ある喫茶店『くぐつ草』に勤めていた、近藤和子さんが開きました。

「アフリカンアートが好き」だという近藤さん。それも現代アフリカンアートのヴィヴィッドなデザインのものよりも、やや古さを帯びた、趣あるもの――それら骨董品の壷や絵画や布などが、やわらかな白一色の空間に、センスよく飾られています。
異国の香りと独特の静けさが絶妙に混じり合う
なか、歩くたびに床に敷き詰められた砂が独特の音を放つ。その感覚はまるで、砂漠を歩いているみたい。

エキゾチックな雰囲気をもり立てるのが、近藤さんが作り出す料理の数々。そのすべてが長年かけて構築した、他人にはマネできない、自分だけのレシピ。
フードメニューの軸でもある「juaカレー」(¥900)は、インド産のカレー粉にクミンやクローブ、キャラウェイシードなど、たくさんのスパイスをブレンドしたルーに、ヨーグルトに漬け込んで焼いたチキンを加えた本格派。
ラム酒で香りづけし、キャラメリゼしたバナナとピーナッツバターをはさんだ「バナナとピーナッツバターのトーストサンド」(サラダつき¥700)も、甘み、ほろ苦さ、香ばしさが絶妙。バナナにヨーグルトやミルク、ラム酒を加えた「juaシェイク」(¥680)とともにいただきました。

食事はもちろんのこと、オールドビーンズを使った、さわやかな苦味とそのあとに押し寄せるふくよかな甘みが持ち味のタンザニア産「juaコーヒー」(¥530)を中心に、じっくりと、ていねいにいれたドリンクも、オリジナリティあふれるものばかり。
ていねいな仕事ぶりから作られるそれらは、どれもうっとりするほど美味しく、たまらなく探究心をくすぐられる味わい。「また食べたい」と思わせるパワーを秘めています。

14年間の喫茶店勤務の経験があるからこそ提供できる、心地よいサービスと、ナッツやスパイス、お酒の使い方の名手・近藤さんならではの、「ジュアカフェ」にしかない味。
どうやら日常から逃避行させてくれる、ふしぎな力を秘めているようです。

Cafe0324_2住所  東京都杉並区西荻北3の41の11 若菜マンション1F
電話   03(3394)9108
営業時間 11時30分~22時
定休日  火曜

http://www.juacafe.com/

 
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2007-03-24 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

浅草のあらたなお休みスポット『珈琲天国』。(台東区)

Cafe0317_1
Cafe0317_02_1 『珈琲天国』――お店の名前に“天国”がついているなんて、いい響き。なんて縁起がいい。だけどいったいどんなところ? そんな興味と疑問にかられ、訪れたのは、浅草。雷門がどんとかまえる浅草寺の近くに、その店はあります。

商店街が立ち並ぶなかに、こじんまりと構える『珈琲天国』。扉を開けたとたんに広がるセピア色をしたレトロな雰囲気と居心地のよさは、“ひとりで訪れたい、自分だけの喫茶店”。
お店をひとりで切り盛りするのは、上野留美さん。幼いころから粉モノが好き、とくにホットケーキが大好きな彼女が、10年間あたため続けた夢を実現したのがここ。

お店の名物は、もちろん「ホットケーキ」(¥500・コーヒーまたは紅茶つきで¥850)。それも、甘ったるくてどっしり重いデザートではなく、さっぱりと、気軽に食べられるおやつ的なもの。小麦粉、卵、牛乳をさっくりと混ぜた生地を銅版でじっくりと焼き上げ、「天国」焼き印をじゅわっと押したそれは、ホットケーキなのに表面はサクッ、中はふんわりやわらか。はじめはそのまま、お次はバターを塗って、そして最後はメイプルシロップをたっぷりかけて――味のふくらみ、広がりを感じとるうちに、1皿なんてすぐにぺロリ。はじめてホットケーキを食べたときのような、心地よい感動がよみがえります。

そこへ大人になってからわかる楽しみのひとつ、コーヒーをどうぞ。さわやかでバランスのとれた豆は、ホットケーキと相性のよい、オリジナルブレンドのもの。

個人的なおすすめは、平日限定で食べられる「天国特製チキンカレー」(¥750)。
たった1種類だけの“ごはん”メニューです。玉ねぎやにんじんを細かく刻んでしっかり炒めているからこそのマイルドな甘み。そのあとに、やってくる複合的なスパイスの風味とコク。バランスが絶妙で、思い描いていた“喫茶店のカレー”のレベルをはるかに超える美味しさなのです。

「おばあちゃんになっても、やっていける喫茶店」――決してメニューは多くないし、営業時間も短め。だけど、『天国』の味は、頭にこびりついて離れなくて、リピートしたくなる。そういう喫茶店です。あの味とあの雰囲気と、カップやボードなど、あちこちにプリントされた「天国」ロゴを見ていたら、原稿に追われ、超睡眠不足の私は、なんだか“召された”キモチになりました。



Cafe0317_03 住所   東京都台東区浅草1の41の9
電話   03(5828)0591
営業時間 12時~18時30分
定休日  不定休み

 
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2007-03-17 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

念願の取材にこぎつけました。洋菓子喫茶『ムルテン』。(目黒区)

Cafe0310_1

Cafe0310_2あれは2006年9月。初めて『ムルテン』のクッキーを食べたとき、あまりの美味しさに、食べたその場で「取材させてください」と電話してしまった私。だけど、「ありがたいんだけど、うちは小さな店だから……」とやんわり取材を断られてしまって……。けれどこのたび、4回目のお願いにして、「ねばり強さに負けた……(苦笑)」と、ついに依頼を受けていただきました。

そこは国道246号線沿いにある、レトロな洋菓子喫茶店。扉を開けたときに広がる、美しく輝くシャンデリアとウッディーなインテリア、ぴかぴかに磨かれた床、そして清潔でまっとうな空気感は、「ここへ来てよかった」と、しみじみと思える場所。お店を営む村田さんご夫妻と長く働くスタッフによる、アットホームなお店です。

Cafe0310_3ゆったりとした席に座って、ふぅっとひと息。まずは、お食事の特製のスパゲッティを楽しんでみてください。
茹で上げスパゲッティは、主にアサリやタラコ、きのこなどをトッピングした和テイスト。これを3種類ある自家製ソース“和風”“トマトソース”“クリーム”から、好みの味を選びます。私は、“トマトソース”の「海老・ほたて・きのこのスパゲッティ」(¥924)をオーダーしました。ふわっと香るバター風味のソースと茹でたてのパスタの相性は◎。
お次はやっぱり“お茶とケーキ”。サイフォンでじっくりと淹れたコーヒーとミルクを合わせた「ブレンドコーヒー」(¥450)と、卵と牛乳の配合が絶妙な「プリンアラモード」(¥380)の味にうっとり。洋酒をたっぷりときかせた「サバラン」(¥370)や、大きな煮りんごがごろごろ入った「アップルパイ」(¥315)など、30年前からずっと変わらない、オリジナリティあふれるケーキもおすすめです。

さらにおすすめしたいのが、冒頭で書いた”自家製のクッキー”。厚みのあるふっくらソフトなクッキー「ノルマンディ」や香ばしい「カシューナッツ」(各¥630)と、さくっとした薄めの「レーズン」「バニラ」(各¥588)など、2タイプあるそれは、どちらもバターの香りが口の中で広がるやわらかい味わい。
「作るコツ? 美味しいものを食べてもらいたいっていう気持ちだよ」なんて、照れくさそうに話す村田さんと、その隣で穏やかな雰囲気を漂わせる奥さま。常連さんで混み合う秘密は、忘れられない味とお人柄にあるようです。気ぜわしさをぴたっと止めてくれる魔法のような喫茶店、見つけました。



住所   東京都目黒区大橋2の22の7
電話   03(3465)3666
営業時間 9時~20時30分
定休日  第3日曜

 
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2007-03-10 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

いやしの空間『オーブン・ミトン カフェ~はけの森~』。(小金井市)

Cafe0303_1

Cafe0303_2今週は、オレンジ色したJR中央線に乗って、都心からちょっぴり離れた小金井市へ。
そう、JR武蔵小金井駅には、みなさんにぜひともおすすめしたいカフェがあるのです。それは「オーブン・ミトン カフェ~はけの森~」。パティシエの小嶋ルミさんが営む、お持ち帰り専門のケーキ工房「オーブン・ミトン」と、だんなさまのお店でもあったフレンチの「カロティカ」が、約1年のお休みを経て、進化を遂げた空間です。

じつは、かれこれ8年前の大学生時代……「オーブン・ミトン」のシュークリームを初めて食べたとき、あまりの美味しさに、深い感動と衝撃を受けた私。だから、期待に胸を膨らませて向かいました。
駅から徒歩15分ほど歩いた場所にある、小さな「はけの森美術館」。緑あふれる敷地には、マイナスイオンがたっぷり。小鳥たちの美しいさえずりも聞こえる石畳が続く先には、おとぎ話に登場するような、大きくてレトロなムードの一軒家があります。その建物こそが、新しく誕生した「オーブン・ミトン カフェ~はけの森~」。

まず、入り口の大きな扉の前に広がるのが、ケーキや焼き菓子を並べたショーケース。私たちはここで靴を脱ぎ、リラックスした気持ちで思い思いのお菓子を選ぶことができます。持ち帰って、家で食べるのもいいけれど、ぜひとも隣の部屋にあるカフェで有意義な時間を過ごしてほしいな、と思います。
驚くほど天井が高く開放的な空間には、アンティークのイスやテーブルが並び――その雰囲気たるや、まるで豪華な別荘のよう。

私はまず、ミトンズシュークリームとパウンドケーキのセット「はけの森セット」(¥893)をいただきました。思い出の味のシューは、軽い口当たりのシュー生地と、中につまったカスタードクリームのマリアージュが秀逸。口に運んだとたん、ミルクや卵の風味が一気に広がり、甘やかな余韻を残してくれる。そしてパウンドケーキ。まるで絹のようなキメの細かさのなかに潜む、芳醇なバターの香り。「香料や膨張剤といった余計なものは一切使わず、どちらも最低限のごくごくシンプルで、鮮度のよい素材のみを使う」のだそうだけど、何かがちがう、まるでちがう。
小嶋さんの作るお菓子は、ありそうでない、とても不思議な印象を持たせる味。
その秘密をこっそり伺うと、どうやら一般的な混ぜ方よりも、もっともっと緻密な混ぜ方にあるようです。混ぜるときの回数はもちろんのこと、角度や速度にまでこだわっているのだとか。

さらに砂糖がけしてザクザクの食感にしたナッツと、ドライフルーツがたっぷり入ったセミフレッドケーキ「ヌガーグラッセ」(¥525)など、“その場でしか食べられない味”を展開しているのもカフェならではの魅力。個性的な風味をもつオリジナルティー「ミトンズティ(ウバ)」(¥578)といっしょに召し上がれ。
今回は残念ながら、売り切れのために食べられなかったのですが、ご主人が作る「シェフランチ」(前菜・メイン・パン・ドリンクつきで¥1680)や、自家製の「本日のサンドイッチ」(ドリンクつきで¥1260)などのお食事メニューもいただきたいな、と思います。

やさしいお菓子。でもそれだけではなく、はっきりと脳にインプットされる「オーブン・ミトン」のお菓子。8年前に食べたときの感動が、もう一度味わえてうれしかったです。

住所   東京都小金井市中町1の11の3 はけの森美術館敷地内
電話   042(385)7410
営業時間 10時~16時(ラスト・オーダー 15時30分)
定休日  月曜・火曜・第三日曜

http://ovenmitten.com/index.html
*小嶋さん著「知りたがりのお菓子レシピ」(¥1575/文化出版局)、発売中

 
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2007-03-03 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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