毎日食べたい『ナチュラル・プクゥー』のパン(世田谷区)

我が家から、自転車を10分こいだところに、“毎日食べても飽きない”、そんな美味しいパン屋さんがあります。最近では、パンを作るうえで必要なイーストのかわりに、天然酵母を使うこだわりのパン屋さんがぞくぞくと増えていますが、『ナチュラル・プクゥー』もそのひとつ。ミルク酵母やホシノ酵母、ヨーグルト酵母、白神こだま酵母……たくさんの酵母があるなか、ここでは“あこ酵母”という、ちょっと珍しい酵母を使ってパンを焼いています。
さて、この“あこ酵母”とは――国産のお米と小麦、美味しい水から生まれた天然の酵母のこと。これを用いてパンと焼くと、くせがなく、とびきり軽やかな味わいに。まるでお米を食べているかのように、すんなりと日本人の味覚に溶け込むのが特徴です。そんな“あこ酵母”に魅せられ、東急・世田谷線の「上町」駅すぐそばに、『ナチュラル・プクゥー』をオープンさせたのが、佐藤夫妻。絵本に出てきそうなほどチャーミングな洋風の建物が目印のここは、1Fがパン屋さん、そして2Fがカフェスペースになっています。
現在は、ベースとなる「山型食パン」(¥240)を中心に、ハード系からスイート系まで約50種のパンを展開。イースト菌のように仕上がりのバランスが一定ではなく、天然酵母から作られたパンたちは、気まぐれでとてもデリケート。日によって、発酵時間も違えば、焼き上がり具合もまるで変わってしまうから、職人たちは「パンの機嫌に合わせて仕事をしている」のだとか。これらはすべて、国産小麦粉と沖縄の塩、三温糖という、ごくごくシンプルな素材で作られています。だから小麦のうまみがぎゅっと詰まった、素直な味わいのパンに!
フロアのすみにある階段を上がれば、そこは安らぎのカフェ空間。こっくりとした深みのある色調で統一した店内は、さながら外国のリビングのようです。ここでは、たっぷりのパンとサラダ、デザート、ドリンクがつく「スープセット」(¥1000)や「ケーキセット」(お茶つき¥700)がいただけます。メニューは決して多くはないけれど、研究熱心な佐藤夫妻に手抜きは一切なし。スープは、鍋の底の方に陰の野菜(セロリやトマトなど、地上で育つ野菜)、その上に陽の野菜(人参や玉ねぎ、れんこんなど、地中に生える野菜)をのせて2層にして、水を使わずに煮込む“重ね煮”という手法だから、野菜のうまみをしみじみ感じられる素朴な味わい。そしてケーキにも、大地の恵みをたっぷり受けて育った素材を使用。これらが日替わりで楽しめるのだから、近所に住んでいて、本当によかったなとしみじみ。
毎日食べていると、体が喜び、ふしぎと体質が変わってくる『ナチュラル・プクゥー』のパン。「パンよりだんぜんご飯党」な方をとりこにするのはもちろん、小麦以外のアレルギーの方もアトピーの方にも、ぜひ召し上がってもらいたいパンです。
住所 東京都世田谷区世田谷2の4の2
電話 03(3428)0141
営業時間 10時~18時
* ただし、8時くらいからパンの販売はしています。
定休日 月曜・火曜
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2006-11-04 【カフェ】 | 固定リンク
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