パリのやさしい匂いがする『Cura2』(世田谷区)

かわいらしい外観と、入り口の扉を開けたときに広がる、ふっと一息つきたくなるような空気、そしてほどよくゆるさのあるインテリアセンス。『Cura2(クーラ)』――そこはまるで、パリにあるアパルトマン。じつはここ、今年8月に誕生したばかりのカフェです。
料理のおもてなし役とオーナーを務めるのは、5年の月日をパリで過ごし、料理の修業を積んだ大西麻子さん。“粉モノ”が大好きだった彼女が帰国後、趣味で作っていた焼き菓子のおいしさが瞬く間に評判となり、通販をスタート。焼き菓子を卸していた、経堂にある「ロバロバカフェ」のオーナーさんからの、「ウチの近くにいい物件があるよ」という情報をきっかけに、『Cura2』をオープンしたのです。
「自分の家に友だちを招くような気持ちで」が大西さんの心に秘められたコンセプト。だからこそ店内には、大きなソファやアンティークの家具がぽつりぽつり。自分たちだけの静かな空間を確保でき、思いきり羽がのばせます 。
もちろんお料理にもそのスピリットはしみわたります。大地の恵みが詰まった有機野菜を仕入れる。表面はパリッと、中は驚くほどモチモチな食感のパンを焼く。ジューシーなハムを作る。焼きたてのお菓子を出す。それらを毎日、ひとつひとつきめ細やかに行うからこそできる“軽食メニュー”は、さすがパリで修行し、腕をふるっていたシェフ。じんわりと心に響く味わい。ちなみに私は、ほかほかのパンを使ったサンドイッチ「自家製ハムとチーズ」(¥550)と、クリーミーでこっくりとした「栗のポタージュ」(¥600)をいただきました。
フランス菓子の基本でもある、タルトやパイ、フィナンシェなどの焼き菓子たちも『Cura2』に通う、醍醐味のひとつ。本場と同じく、しっかりと“焼く”ことにこだわったそれらは、粉の旨みや甘み、香ばしさがしみじみ伝わる滋味深さ。この日は、マリアージュフレールの薫り高い紅茶「アールグレイインペリアル」(¥750)とともに、ふわんふわんな「ミルクティーのシフォンケーキ」(¥600)をいただきました。はー、幸せ。
サンドイッチもスープもデザートも、毎日2種類くらいずつ。
季節の移ろいに合わせて、お目見えするメニューもどんどん変化していく『Cura2』。
あくまでもさりげなく、お料理にもサーブにも何倍もの愛情がこもる『Cura2』。
足を運ぶのが本当に楽しみになる。
ちなみにこの日、看板犬のニコちゃんは外出のため、不在。今度、会いに行こうと思います。
住所 東京都世田谷区経堂2の11の10
電話 03(3428)3940
営業時間 13時~21時
定休日 月曜/第1・3火曜
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2006-10-07 【カフェ】 | 固定リンク
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