ワインとフレンチが美味しいカフェ『uguisu』。(世田谷区)

田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩10分、住宅街の中にひっそりとたたずむ『uguisu』は、有名カフェやフレンチレストランで経験を積んだ紺野真さんが、たったひとりで営むカフェ。
もとはカウンターつきの古びたスナックだった場所を、自らフル改装――欧風のソファやアンティークのテーブルの中に、和ダンスや日本の純文学の本をインテリアとしてあしらった独特の空間は、まるで上等な応接間のようです。
静かでゆったりとした“uguisu時間”の中で、私たちは、紺野さんお手製の美味しいフレンチとワインに舌つづみ。
『uguisu』のフレンチは、私たちが思い描くフレンチならではの、こってり感・どっしり感とは無縁。さっぱりと軽く、まるく、やさしい味のフレンチ。例えば、クリームパスタにも、生クリームではなく牛乳を使い、ブルーチーズを加えてコクを出す。他のメニューも、バターはごくごく控えめ、オリーブ油や塩・こしょう、そして日本ならではの昆布だしなどを用いて、味に深みを出すという、ヘルシーかつ、ひねりの効いたアプローチ。
私は、さっぱりと歯応えのある自家製の「野菜のピクルス」(¥450)と、オリーブと五穀米、キノコを詰め込んだ「鶏もも肉のロースト」(¥1200)をいただきました。インテリアと同じく、紺野さんが留学経験で再確認したという、“日本の魅力”がさりげなく隠れた料理です。
そして、お料理のおいしさをひきたてるのが、ワイン。カウンターには、ソムリエの免許も持つ紺野さんがセレクトした、とっておきのワインが並びます。私たちが、「今日はこんな気分なんだけど…」「この料理にあうのは?」「最近のおすすめは?」なんて気軽に質問をしながら、グラスワインを楽しむことができるのも、『uguisu』の醍醐味。なかなか手に入らない銘柄や高価なワインが、なんとグラス¥650~¥800という良心的な価格であることも魅力です。
「星の数ほど造り手がいる中、年ごとに味がちがえば、抜栓した時間のおき方でも味がみるみる変わってくる。そのときに入った上等なワインを気軽に飲んでもらいたいから、ワインリストもありませんよ」と紺野さん。
今では珍しい、はめ込み式のスピーカーからこぼれる温かな音の中で奏でられる料理とワインのハーモニー。これは行きつけにして欲しい、行きつけになってしまうカフェ。
日本のフレンチ界の重鎮や、そこで働く目の肥えたスタッフたちが、自分の店が終わったあとにふらりと息抜きにくるのも、うなずけますよ。
住所 東京都世田谷区下馬2の19の6
電話 050(8013)0708
営業時間 18時~翌2時
定休日 月曜
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先日ご紹介した、
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住所 東京都世田谷区経堂2の11の10