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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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ワインとフレンチが美味しいカフェ『uguisu』。(世田谷区)

Cafe1028_1

Cafe1028_2 田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩10分、住宅街の中にひっそりとたたずむ『uguisu』は、有名カフェやフレンチレストランで経験を積んだ紺野真さんが、たったひとりで営むカフェ。
もとはカウンターつきの古びたスナックだった場所を、自らフル改装――欧風のソファやアンティークのテーブルの中に、和ダンスや日本の純文学の本をインテリアとしてあしらった独特の空間は、まるで上等な応接間のようです。

静かでゆったりとした“uguisu時間”の中で、私たちは、紺野さんお手製の美味しいフレンチとワインに舌つづみ。
『uguisu』のフレンチは、私たちが思い描くフレンチならではの、こってり感・どっしり感とは無縁。さっぱりと軽く、まるく、やさしい味のフレンチ。例えば、クリームパスタにも、生クリームではなく牛乳を使い、ブルーチーズを加えてコクを出す。他のメニューも、バターはごくごく控えめ、オリーブ油や塩・こしょう、そして日本ならではの昆布だしなどを用いて、味に深みを出すという、ヘルシーかつ、ひねりの効いたアプローチ。

私は、さっぱりと歯応えのある自家製の「野菜のピクルス」(¥450)と、オリーブと五穀米、キノコを詰め込んだ「鶏もも肉のロースト」(¥1200)をいただきました。インテリアと同じく、紺野さんが留学経験で再確認したという、“日本の魅力”がさりげなく隠れた料理です。

そして、お料理のおいしさをひきたてるのが、ワイン。カウンターには、ソムリエの免許も持つ紺野さんがセレクトした、とっておきのワインが並びます。私たちが、「今日はこんな気分なんだけど…」「この料理にあうのは?」「最近のおすすめは?」なんて気軽に質問をしながら、グラスワインを楽しむことができるのも、『uguisu』の醍醐味。なかなか手に入らない銘柄や高価なワインが、なんとグラス¥650~¥800という良心的な価格であることも魅力です。
「星の数ほど造り手がいる中、年ごとに味がちがえば、抜栓した時間のおき方でも味がみるみる変わってくる。そのときに入った上等なワインを気軽に飲んでもらいたいから、ワインリストもありませんよ」と紺野さん。

今では珍しい、はめ込み式のスピーカーからこぼれる温かな音の中で奏でられる料理とワインのハーモニー。これは行きつけにして欲しい、行きつけになってしまうカフェ。
日本のフレンチ界の重鎮や、そこで働く目の肥えたスタッフたちが、自分の店が終わったあとにふらりと息抜きにくるのも、うなずけますよ。


Cafe1028_3住所   東京都世田谷区下馬2の19の6
電話   050(8013)0708
営業時間 18時~翌2時
定休日  月曜

 
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2006-10-28 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

ハッピーになれる『ひなた焼菓子店』のお菓子。(町田市)

Cafe1021_1

Cafe1021_2 先日ご紹介した、コーヒーとドーナツの店『ハリッツ』のレジカウンターに、ちょこんと置いてあったチャーミングな焼菓子――『ひなた焼菓子』と書かれたそれをかみしめたとたん、ハッピーが口の中に広がったのです。今週はその、素朴でやさしい味わいの焼菓子が生まれる工房へ行ってきました。

東京の郊外・小田急線の「町田」もしくは京王線の「橋本」駅から、それぞれバスで20分ほど揺られたところにある、自然いっぱいのエリア。「矢部」という名前のバス停を降り、くねくねと続く細道を入った先にある古い一軒家が、お持ち帰り専用の『ひなた焼菓子店』の店主でもある森和子さんの工房。私たちお客は、季節の花々がさりげなく咲いている平屋のわきを通り抜け、南向きの、日ざしがたっぷりと差し込む縁側へまわり、すりガラスの格子戸を開けてお店の中へと入ります。すると、まるで友だちの家に遊びに行ったときみたい!――子どもの頃に味わった気持ちがよみがえります。

リビングを兼ねた、風通しのよい6畳の販売スペース。大きな一枚板のテーブルが部屋の中央に置かれ、「クッキー」(各¥157~)や、「パウンドケーキ」(各¥210~)、「スコーン」(¥136~)、「季節のタルト」(¥315~)、「チーズケーキバー」(¥189)……定番から日替わりまで、約30種の滋味あふれる焼菓子が美しく並びます。
それらはすべて、奥にある台所で、森さんが毎朝4時半起きで焼いたお菓子たちです。その中から、自分好みのものを手作りのイスに腰かけ、森さんと会話を重ねながら、のんびりと選べるスタイルです。


Cafe1021_3基本となるのは、北海道産の小麦粉と無塩バター、房総半島の卵、与論島の塩……すべて国産の、体にやさしい素材ばかり。粉の持ち味を生かすため、オーブンでしっかりと焼きこみ、香ばしさを際立たせるのが『ひなた焼菓子店』のこだわりです。
クッキーはさくさく、“ボール”と呼ばれるボーロはホロホロ、パウンドはしっとり。ごまかしのない、素直な味わいの焼菓子はどれも、甘みをごくごく控えめにしているから、おやつとしてはもちろん、朝ごはんにもぴったりな味。甘いものが苦手な男性のハートもぐっとつかむ味です。

ぜひ、かわいくて明るい森さんの人柄と、高い技量から生まれたお菓子目当てに『ひなた焼菓子店』を訪れてみてください。秘密にしておきたい、だけど広めたくなる焼菓子店。きっと、とりこになってしまいます。

住所   東京都町田市常盤町3596の5
電話   042(797)9535
営業時間 10時~18時
定休日  日曜・月曜・火曜・第2土曜

 
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2006-10-21 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック

南米的開放モードな『カフェ コスタリカ』(渋谷区)

Cafe1014_1_1

Cafe1014_2_1 今週ご紹介する『カフェ コスタリカ』はひと味もふた味もちがいます。なぜって?
そう、実は仕事仲間でもあるプロのカメラマン・大和加代子さんが、10月2日から、知人とともに開いたカフェだから。

原宿駅と千駄ヶ谷駅のちょうど真ん中、昔ながらの商店が立ち並び、どこかのんびりモードなエリア。家と家にはさまれたお店は、カウンターに3席と、外に出されたテーブルがあるだけのコンパクトな造り。“お客さんは全員友だち”みたいな解放的な空気と、くらくらするほどまぶしくて楽しい色づかいは、まさに中南米にある情熱の国“コスタリカ”。
大和さんはここでスイーツを担当しています。

もともと“お料理上手”として私たちの間では有名だった大和さん。4年前から本格的にお菓子作りに目覚め、料理本を読みあさり、教室に通い、カメラマンの仕事をこなしながら、スイーツ作りに情熱を注いでいたそう。大和さんのお菓子を「美味しい」と認めた人々がつなげてくれた縁がきっかけで、かねてからの夢だった“お菓子を作ることを仕事にする”ことが現実に。

小さなショーケースに、スイーツは4品。ほどよく酸味があって濃厚、驚くほどキメ細やかな「チーズケーキ」(¥380)、赤ワインで煮込んだいちじくがのった、蒸し焼きタイプの「ショコラ」(¥380)、そしてアーモンドがのったシューとバニラビーンズがほのかに香る、なめらかなカスタードクリームが絶妙な「シュークリーム」(¥250)、口に運んだとたん、ガナッシュがとろりととろける「マカロン」(¥160)。繊細な味わいのそれらは、自宅のキッチンで焼き、『カフェ コスタリカ』まで大切に運ばれたもの。だからそれぞれ1日の限定数は12個、15個、16個、30個。もちろん、売り切れ御免です。
ぜひとも温泉水で淹れたまろやかな味わいの「温泉コーヒー」(¥320・スイーツを注文すると¥220)とのマリアージュを楽しんでみてください。


Cafe1014_3_1 「マカロンは冷たくして食べて」「ショコラは常温でね」なんて言いながら、自分の手から生まれた作品を本当にやさしく扱う大和さん。そんじょそこらのパティシエに負けないくらい、いや、それ以上のお菓子への探究心と愛情を、ひしひしと感じたのでした。
趣味の延長などと思ってはいけません。一度、ご賞味くださいな。

住所   東京都渋谷区神宮前2の23の4
電話   なし
営業時間 11時45分~17時30分 *夜はバーになります。
定休日  土・日・祝日

 
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2006-10-14 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

パリのやさしい匂いがする『Cura2』(世田谷区)

Cafe1007_1

Cafe1007_2かわいらしい外観と、入り口の扉を開けたときに広がる、ふっと一息つきたくなるような空気、そしてほどよくゆるさのあるインテリアセンス。『Cura2(クーラ)』――そこはまるで、パリにあるアパルトマン。じつはここ、今年8月に誕生したばかりのカフェです。

料理のおもてなし役とオーナーを務めるのは、5年の月日をパリで過ごし、料理の修業を積んだ大西麻子さん。“粉モノ”が大好きだった彼女が帰国後、趣味で作っていた焼き菓子のおいしさが瞬く間に評判となり、通販をスタート。焼き菓子を卸していた、経堂にある「ロバロバカフェ」のオーナーさんからの、「ウチの近くにいい物件があるよ」という情報をきっかけに、『Cura2』をオープンしたのです。

「自分の家に友だちを招くような気持ちで」が大西さんの心に秘められたコンセプト。だからこそ店内には、大きなソファやアンティークの家具がぽつりぽつり。自分たちだけの静かな空間を確保でき、思いきり羽がのばせます 。
もちろんお料理にもそのスピリットはしみわたります。大地の恵みが詰まった有機野菜を仕入れる。表面はパリッと、中は驚くほどモチモチな食感のパンを焼く。ジューシーなハムを作る。焼きたてのお菓子を出す。それらを毎日、ひとつひとつきめ細やかに行うからこそできる“軽食メニュー”は、さすがパリで修行し、腕をふるっていたシェフ。じんわりと心に響く味わい。ちなみに私は、ほかほかのパンを使ったサンドイッチ「自家製ハムとチーズ」(¥550)と、クリーミーでこっくりとした「栗のポタージュ」(¥600)をいただきました。

フランス菓子の基本でもある、タルトやパイ、フィナンシェなどの焼き菓子たちも『Cura2』に通う、醍醐味のひとつ。本場と同じく、しっかりと“焼く”ことにこだわったそれらは、粉の旨みや甘み、香ばしさがしみじみ伝わる滋味深さ。この日は、マリアージュフレールの薫り高い紅茶「アールグレイインペリアル」(¥750)とともに、ふわんふわんな「ミルクティーのシフォンケーキ」(¥600)をいただきました。はー、幸せ。

サンドイッチもスープもデザートも、毎日2種類くらいずつ。
季節の移ろいに合わせて、お目見えするメニューもどんどん変化していく『Cura2』。
あくまでもさりげなく、お料理にもサーブにも何倍もの愛情がこもる『Cura2』。
足を運ぶのが本当に楽しみになる。
ちなみにこの日、看板犬のニコちゃんは外出のため、不在。今度、会いに行こうと思います。

Cafe1007_3住所   東京都世田谷区経堂2の11の10
電話   03(3428)3940
営業時間 13時~21時
定休日  月曜/第1・3火曜

 
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2006-10-07 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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