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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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『オーガニックレストラン椿屋』で美味しいマクロビオティック料理を。(足立区)

Cafe0729_1_2
Cafe0729_2 足立区の中心でもある北千住は、近ごろ、駅ビルの「ルミネ」ができたことで、ますます活性化されているスポット。駅から徒歩3分の場所に、今回ご紹介する『オーガニックレストラン椿屋』はあります。
お店を切り盛りしている月森紀子さんは、日本料理の板前を経験後、マクロビオティックレストラン「クシガーデン」へ。その後「クシガーデン デリ&カフェ」のシェフを務めたあと、知人の紹介を通して『オーガニックレストラン椿屋』のシェフに就きました。

一軒家の2階にあるここには、6卓のテーブル席と本棚、そして月森さんのステージでもある台所のみ……こざっぱりとしていながら、愛情をもって使い込まれたそのひとつひとつから、慈味深さが伝わってきます。
ここでは肉や魚、卵など、動物性のたんぱく質を摂取しない、日本の伝統食から生まれた食餌療法“マクロビオティック”に基づいたメニューを提案。階下が、有機野菜をはじめとした添加物を含まない食材を扱う八百屋さん『椿屋2』だからこそ、安全かつ採れたて新鮮な素材を使った料理が味わえます。

泥つきの野菜を洗って切り、調理する。玄米を研いでふっくら炊く。そのうえ味つけとして使うドレッシングやソースに至るまで、ひとつひとつ手作り。既成品でなく、自分の手から生まれたものを、お客さんに料理を出すことを大切にしている月森さん。下ごしらえに時間がかかるからこそ、営業時間も短いし、メニューも少なめです。
メニューは、お客さんのほとんどが注文する「日替わりディナーセット」(¥1300)と野菜ときのこがいっぱいの中華風汁かけごはん「玄米クッパ」(¥1050)など3~4種の食事メニューと一品料理が2~3品。そしてお茶といっしょにいただける「デザートセット(この日はバナナロールケーキ)」(¥850)と、飲み物だけ。

私がいただいた「日替わりディナーセット」は、“カポナータ”“雑穀と豆腐のパスタサラダ”“青菜の和風ジェノベーゼ”“細切り野菜の胡麻和え”と、玄米にみそ汁、香物がつくお得なセット。15種以上のお野菜から雑穀、植物性のたんぱく質まで、現代人に不足しがちな栄養もいっぱい。ストイックな印象のマクロビオティックだということをうっかり忘れてしまうほど、まろやかな甘みやコク、酸っぱさ、ほどよい苦味や塩気など、味つけに強弱とバリエーションがあるうえ、「かつて出したものと同じメニューになることはない」という月森さんのアイデアと腕のよさは、とにかく頼もしい限りです。

周りを見渡せば、お客さんの全員が完食。そして、そのほとんどがリピーターに。さらにお店の外には、席が空くのを今か今かと待つ人々がズラリ。「毎食マクロビオティックというのは難しいと思いますから、1日1食だけでも実践してみてください。精神面でも不思議と安定するし、体の中から美しくなれるんです。アレルギーや喘息持ちの私が、今では医者いらずなんですよ」と、月森さんは静かに語ってくれました。


Cafe0729_3

住所   東京都足立区千住1の33の4の2F
電話   03(3870)8761
営業時間 17時30分~22時(21時30分LO)
定休日  日曜・月曜・祝日

 
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2006-07-29 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『ティーハウス タカノ』で美味しい紅茶をどうぞ。(千代田区)

Cafe0722_1_1Cafe0722_2_1

今から32年前の1974年、東京で初めての紅茶専門店『ティーハウス タカノ』が誕生しました。ドリップした珈琲が飲める喫茶店ブームのさなか、まだまだ紅茶の認知度が低かった頃に、会社員だった高野謙次さんがオープンさせたお店です。

美味しい飲食店が立ち並ぶ神田神保町の“すずらん通り”沿いにあるここは、地下とは思えないほどの開放感。天井が高くて広々、木の温もりにあふれた空間には、心地よいひとり時間が過ごせる中央のテーブル席、お友だちとの会話が弾むテーブル席、さらにスタッフがていねいに紅茶を淹れるさまを眺めることができるカウンター席があり、思い思いの時間が楽しめます。

当時から、輸入業者が仕入れた“大衆的な味わいの紅茶”には満足できず、インドやスリランカなどの原産地と直接やり取りすることで、何百・何千もの中から最高級の茶葉だけを輸入してきた高野さん。じつは紅茶の鑑定士を務めているほどの人物です。
旨みや渋み、酸味、香り、全体のまとまりなどを考慮し、吟味に吟味を重ねて選ばれた茶葉は、個性によって、“ストレート”と“ミルク”の2通りの飲み方に分けられます。さらにそこへホイップクリームを浮かべた「ナッツ ミルク ティー」(¥550)やペパーミントの香りが爽快な「ミント ティー」(¥480)といった“ヴァリエーションティー”もあれば、はちみつとミルクを加えた「キャンブリック ティー」(¥450)やオレンジ果汁をプラスした「シャリマー ティー」(¥480)と、今の季節にぴったりの“アイスティー”も。

じつは「お取り寄せ」のコラムを連載中の奥田香里さんも、『ティーサロン タカノ』の大ファン。「神保町での打ち合わせの後など、ほっとひと息つきたい時に足を運ぶカフェ。もともとはコーヒー党なのだけど、ここの紅茶だけは別! なかでも主張の強い『セイロン ストロング ティー』(¥480)と、バラのジャムとクロテッドクリームをつけていただく本格派の『スコーン』(¥480)は、お気に入りの組み合わせ」なのだそう。事実、ミルクと紅茶を1対1の割合でいただくこのミルクティーと、新鮮なバターと上質な小麦粉とお砂糖で作った焼きたてのスコーンは、店主の高野さんも「最高の相性」とおっしゃるほどのコンビ!

Cafe0722_3ほかにはアールグレイ入りの「ティーケーキ」(¥270)やクリームチーズをやさしく焼き上げた「チーズケーキ」(¥320)、さらにふわふわのパンではさんだ「ミックスサンドイッチ」(¥550)など、お菓子や軽食もたっぷり展開。どれも紅茶をより美味しくいただく味わいです。

もちろん店内では茶葉の販売も行われていますので、みなさんの暮らしの中にも『ティーハウス タカノ』の“お湯を沸かし、茶葉を蒸らし、ていねいに淹れた紅茶をいただく”習慣を、ふわっと溶け込ませてみてください。毎日の生活が、とても贅沢で豊かなものになるはずです。

住所   東京都千代田区神田神保町1の3
電話   03(3295)9048
営業時間 10時~21時30分(土日祝日)11時~19時30分
定休日  無休

 
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2006-07-22 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

デリシャスな立ち飲み・立ち喰いバー『BUCHI』(渋谷区)

Cafe0714_1_1

Cafe0714_2_1“立ち飲み屋さん”というと、会社帰りのサラリーマンが、軽く一杯ひっかけて、足早に家路につくイメージ。だけど近頃は、“新しい大人の社交場”として、若い男性はもちろん、女性たちも気軽に通える、身近な存在になりました。今週は、恵比寿や渋谷にぞくぞく現れる、おしゃれな立ち飲み屋さんの先駆けとなった、『BUCHI』をご紹介したいと思います。

「飲むのが好き、食べるのも好き」という広島出身の女性オーナーが開く『BUCHI』とは、広島弁で“VERY”(とっても)を表す、最上級の言葉。
やさしく照明が灯る奥行きのあるシックな空間は、メタリックなシルバーと黒で構成。カウンターやテーブルなど、インテリアのほとんどが、なめらかな曲線を描くデザイン。男性的な空間に、女性的なエッセンスが加わり、とびきり大人の雰囲気を醸し出しています。

特筆すべきは、お店の壁にずらりと並ぶ、30種もの日本酒「カップ酒」(¥600)。パンダ模様の「御代桜」や、バンビが描かれた「秋鹿」など、女心をくすぐるチャーミングなデザインのものもあり、味とともにルックスを楽しめます。日本酒のほかにも、「ワイン」(グラスは日替わりで20種各¥500~、40種ほどあるボトルは¥2500~)や「焼酎」(¥500~)、「カクテル」(¥400~)など、立ち飲み屋さんとは思えないほど、バリエーションに富んだお酒の世界が贅沢に堪能できます。

お酒とともに本格的な食事がいただけるのも『BUCHI』の魅力。一般の立ち飲み屋さんの“焼くだけ”“煮るだけ”といったシンプルな調理法ではなく、イタリアン・フレンチの修業を積んだシェフたちが、素材選びからちゃんと手をかけ、腕をふるったものばかり。聞けば、ワインに合う「レバーパテ」(¥500)はもちろん、「燻製たまご」(¥300)や「ベーコン」(¥600)などは、すべて自家製。なんとお店の外にある燻製機でいぶしたものなのだとか。「上州豚のハラミ炭火焼」(¥600)、「ラタトゥユとゴルゴンゾーラのオムレツ」(¥600)、「しらすとにんにくのピザ」(¥600)など、ジャンルの垣根を越えた100種以上のメニューは、すべてを制覇したくなる美味しさです。

もうひとつの『BUCHI』の魅力は、ホールの担当が、ソムリエや利き酒師の免許を持つほど、お酒に詳しい女性ばかりだということ。オススメのお酒や、食事に合うお酒など、お酒についてのアドバイスが気軽に受けられるし、会話もはずみます。
渋谷駅から歩いて15分、最寄りの「神泉」駅からも歩いて5分の場所にあるここは、決して交通の便に恵まれているとは言えない場所。けれどお客はそんなこと、おかまいなし。『BUCHI』をめがけて夜な夜な繰り出し、美味しいお酒と料理を楽しむのです。

Cafe0714_3_1住所   東京都渋谷区神泉町9の7
電話   03(5728)2085
営業時間 17時~深夜3時
定休日  無休

 
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2006-07-15 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

なんとなく雨の日が待ち遠しくなる『Rainy Day Bookstore & Cafe』(港区)

Cafe0707_1_1

Cafe0707_2_1 とてもすてきなネーミングの『Rainy Day Bookstore & Cafe』は、名前のとおり、“本屋さんとカフェ”、2つの顔をもつ場所。本屋さんのそこここには、異国の古書や写真集、そして子どもたちが成長していく中で手にする絵本などが置かれ、カフェでは、旅先で出会った味が楽しめる――旅ならではの、甘く、ときにはちょっぴりビターな思い出を呼び覚ましてくれる場所なのです。

表参道の骨董通りの路地裏にある静かな場所。とあるビルの地下にあるここは、階段を降りていく間にも、エントランスでも、植物の緑が視界に飛び込み、プラスの空気を感じさせてくれる雰囲気。さらにレンガをあしらった店内には、男性的な印象の木のテーブルや教会のイス、本がディスプレイされたアンティークの棚などが。無骨さと繊細さ、重厚さと気軽さ、伝統と新しさ、対極にあるもの同士のバランスが絶妙な空間です。

スタッフは、ホール担当の小田さん、キッチンの金子さん、そして本担当の畑川さんの女性3人のみ。小田さんの、ホスピタリティあふれる接客から始まり、金子さんの素材の持ち味と食感を活かした料理を堪能、そしてお茶を楽しみながら畑川さんセレクトの本を愛でることができます。
世の中の、いわゆる“カフェブーム”が起こる前から従事してきた人たちだからこその“おもてなしと料理”は、ユーモアとやさしさがたっぷり。メニューを開くと、スタンダードな各国料理と、6月・7月のむしむしとした湿気の多い時期ならばベトナムやタイなどの東南アジア料理、太陽の日差しがさらに強烈になる真夏ならハワイなどの南国料理など、四季とともに変化する日本人の心を反映した料理が並んでいます。

Cafe0707_3_1私がいただいた、お肉の旨みがぎゅっと詰まったジューシーな「スペアリブグリル ハニーマスタードソース」(¥1600)や、NYで食べるような「シーザーズ スタイル チキンサラダ」(¥1100)、アメリカの国旗に見立てた「ベリーのショートケーキ」(¥700)など、オープンキッチンからくり出されるライブ感あふれる料理は、日本人の心をジャストにとらえるダイナミックな美味しさ。

お友だちといっしょに、というのはもちろんのこと、ひとりで堀口珈琲の豆を使ってじっくり淹れた「コーヒー」(¥500)を飲みながら、本と、ゆったりとした時間に酔いしれるのもすてき。『Rainy Day Bookstore & Cafe』は、憂鬱になりがちな雨の日がなんだか待ち遠しくなる、日々の忙しさで忘れがちな読書の時間が濃密なものになるカフェです。

住所   東京都港区西麻布2の21の28 B1F
電話   03(5485)2134
営業時間 11時30分~23時(22時LO)
定休日  日曜・祝日

 
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2006-07-08 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

南ベトナム料理店『タイ タム』(港区)

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Cafe0630_2_1フランスや中国、アメリカなど、外国の食文化の影響を受けながら、独自の味に翻訳をして、どんなメニューもさらに美味しくしてしまう、東南アジアの国・ベトナム。日本にもずいぶんと定着してきましたね。私も週に1度は何かしらのベトナム料理を作るほど、大好きです。
ベトナムは大きく分けると、首都ハノイがあり、お米文化で栄える「北部」、宮廷料理が有名な「中部」、そして日本でもおなじみの香菜やミントを料理によく使う「南部」の3つの地域があります。今回ご紹介するのは、西麻布の交差点から路地を入った所にある南ベトナム料理の店『タイ タム』。

南ベトナム料理は、“ヌクマム”と呼ばれる小魚で発酵させたしょうゆや、スイートチリソース、砂糖といったさまざまな調味料が絡み合った、独特の味わい。甘みを多く加える分、辛さもしょっぱさもマイルド、日本人になじむ味なのです。
ベトナム系アメリカ人のママと、親戚の息子さんが2人で切り盛りする『タイ タム』。
ここは、ベトナムならではのキッチュさや華やかさとは雰囲気のことなる、絵画やポスターが少し飾られている程度の、家庭的で大人っぽい雰囲気の店。
ドアを開けたとたんに広がる、魚や肉のダシや香味野菜、調味料たちの混ざり合った独特の香りは「本場ベトナムに来た」、そんなうれしい錯覚を起こさせてくれます。

ここでは「生春巻き」(¥800)や「海老焼きビーフン」(¥1400)など、ベトナムの家庭や屋台で食べる味はもちろん、レストランで出てくるような、ちょっとだけドレスアップした料理もいただけます。ウコンを生地に加えた「タイ タム風エビたこ焼き」(¥1400)や、甘くて辛い「蓮の茎のサラダ」(¥1400)、さらに「さっぱりするわよ」とサービスで出してくれた「豚骨米麺」(¥1200)をいただきました。築地から仕入れたぷりぷりの魚介類や、なじみの肉屋さんが届けてくれるジューシーなお肉、素材にもこだわったメニューは、言葉が出ないほど美味。香菜、ニラ、たまねぎ、にんじん、きゅうり、もやし、トマト、レタス……おどろくほどたっぷりのシャキシャキ野菜が同時に食べられるから、満腹だけど、お腹も心もすっきり。デトックスされた気分です。

Cafe0630_3_1せわしなく働きながらも、「残さず食べなさいよ」「これ、美味しいから」などと、早口で話しかけてくれるママさん。一見、ぶっきらぼうなようでいて、実は人なつこく、笑顔がすごく、かわいらしい。ママさんの味と人柄に触れて、ベトナム南部が乾季に入る頃の12月、ベトナムを旅してみようと決めました……。

住所   東京都港区西麻布1の11の13
電話   03(3479)0658
営業時間 11時30分~14時30分 18時~22時30分(LO)
定休日  日曜・祝日

 
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2006-07-01 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

 
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