『pizzeria TONINO』であつあつピッツァを。(世田谷区)

はふはふ言いながら食べる、あつあつのピッツァ。こんがりと焼き上げた香ばしい生地と、フレッシュな具材の組み合わせは、イタリアの国民食としてはもちろん、日本にも熱烈なファンの多い、愛すべき食べ物。もともとは、アラブ圏のパンである“ピタ”が、イタリアのナポリに伝わり、ピッツァになったものだとか。
イタリアで、ローマ、ミラノ、ヴェネチアに続き、第4の芸術の街であるナポリは「ナポリを見てから死ね」という言葉が残されるほど風光明媚な場所。ナポリ湾にぽかりと浮かぶ、温泉療法地としても有名なイスキア島からやってきたのが、『pizzeria TONINO(以下:トニーノ)』のシェフ、DI MASSA ANTONI(アントニオ)氏。彼のニックネームを店名にしたここは、電車の京王線と世田谷線の走る「下高井戸」駅を降りてすぐの一軒家です。
8年前に来日、ちょうど3年前に自らがプロデュースしたお店『トニーノ』をオープンさせたアントニオさん。イスキア島のレストランで、幼い頃からピッツァ職人として窯の前で仕事をしていた彼のポリシーは、“自分の家に招くような気軽さで、伝統をきっちりと受け継ぐ本場のピッツァを食べてもらうこと”。どことなく南イタリアの街並みを思わせるテラスつきの一軒家は、アントニオさん自身のデザイン。漆喰を使った真っ白な店内、そして木材をたっぷりと使ったアットホームな空間のメインスペースには、店の看板でもある、ピッツァを焼くための巨大な薪釜がそびえています。
6人いるイタリア人スタッフの中で、アントニオさんとともにピッツァ職人を務めるのがディーノさん。ゼロゼロ粉をベースにした生地をこねて、くるくるっと回し、うすーくのばした上にさまざまな具材をトッピング。大きめの木のサーバーにのせて、薪釜で焼き、絶妙のタイミングで取り出すその姿は、目にも美味しいパフォーマンス! トマトソースをベースにした“ロッソ”が17種、“ビアンカ”と呼ばれるトマトソースなしのピッツァは17種。トマトやチーズ、バジル、サラミ……数え切れないほどの具材の組み合わせはそれぞれ、イタリアの伝統にのっとった正統なレシピ。
私は、生ハムや野菜、魚介のマリネの「トニーノの前菜盛り合わせ(2名様~)」(¥2550)とともに、フレッシュトマトやリコッタチーズ、モッツァレラチーズなどがのったピッツァ「プルチネッラ」(¥2000)をいただきました。どれも生き生きとした、ジューシーな味わい。口に運ぶごとにどんどんテンションが上がっていくうまさ。
ピッツァや前菜のほかにも、自家製のパスタや、ナポリの伝統菓子「ババ」(¥900)など、メニューはもりだくさん。イタリア人と日本人スタッフとの愉快で陽気なコンビネーションも、料理に華を咲かせてくれるはず。お友だちと、わいわい楽しみたいときに、おすすめの一軒です。日本で、星の数ほどあるイタリアンレストランの中でも、ここはちょっと違いますよ。
住所 東京都世田谷区松原3の28の10
電話 03(3324)3090
営業時間 11時30分~14時(土日祝日は~14時30分)、18時~22時LO
定休日 月曜
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2006-06-03 【カフェ】 | 固定リンク
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