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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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美味しいクレープの店『ポポット』(目黒区)

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日本におけるフランス菓子の老舗として、長年、人々から愛されている『オーボンヴュータン』。第一線で活躍し続けるパティシエ・河田勝彦さんと息子の力也さんが、足しげく通うのは、目黒の五本木にあるクレープの専門店『ポポット』。
今から20年ほど前に、河田さんの弟子として、『オーボンヴュータン』で修業をしていた吉田和樹さんが、広くて奥深いフランス菓子を追求するなかでたどりついたのが、クレープです。それも、高級なレストランでいただくような、洗練された特別なクレープではなく、あくまでもフランス人の日常にある、素朴で、当たり前のクレープ。

黄色をベースにした、キッチュで家庭的な店内――そこには大きく分けて“あまいクレープ”と、そば粉を使用した“あまくないガレット”の2つのジャンルがあります。前者は小麦粉とバター、お砂糖とミルク、後者はそば粉にバター、水、そしてりんごの発泡酒・シードルをちょっぴり加えたものが、生地に作るための必要不可欠な素材。これを絶妙の配合でブレンドし、時間をかけてなじませたものを、丸くて厚手の鉄板とラクレットと呼ばれる器具を使い、手早く、そして美しく焼き上げていく。そのさまは、圧巻のひとこと。
香ばしく焼き上げたクレープならば、チョコレートやキャラメル、ハチミツにクルミ、そば粉のガレットならばタマゴやハム、チーズにトマトなど、たくさんの素材をトッピング。合わせて100通りものレシピが展開されています。

私は、もっともオーソドックスな「あまいクレープ バター・砂糖」(¥578)をオーダー。焼きたての、ほんのり甘みのある生地が、じゅわっと溶けた塩気のあるバターとからみ合う――クレープってこんなに美味しいものだったんだと、感動すら覚えるほど。さらに、シュワッと炭酸がきいた、「シードル」(¥578)がのどを潤し、甘い余韻を残してくれます。

吉田さんは言います。「冷蔵庫の残り物を具材にするくらい、フランスにおいてクレープは、暮らしに根付いた料理。セオリーがあって、ないようなものだからこそ、奥が深くておもしろいんです」。
取材当日も、たくさんのお客さんが来店し、思い思いのクレープを注文。ささっとたいらげ、また自分の場所へと戻っていく。どうやら『ポポット』には、日本人の暮らしに“クレープ”を溶け込ませてしまう、秘密と魅力があるようです。

住所   東京都目黒区五本木3の31の6
電話   03(3794)6769
営業時間 12時30分~17時30分 19時~22時
定休日  水曜

 
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2006-06-24 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

伝統ある洋食レストラン『コルシカ』(渋谷区)

1_5

2_4恵比寿の駒沢通り沿いにある、赤と白と緑を基調にした外観が目印の『コルシカ』は、いつだって大盛況。お店からこぼれる温かな光と、お客さんたちの楽しそうな雰囲気に、道行く人は思わず足を止め、中の様子をうかがってしまうほど。
『コルシカ』は、今から36年前、“外国料理を外食すること”が今ほど一般的でなかった頃に開店した、歴史あるレストラン。以来、有名人や文化人が夜な夜な通った六本木の『キャンティ』などとともに、華やかな時代を駆け抜けてきました。

山口県の岩国市にあった人気のレストラン『コルシカ』の名前にあやかってつけられたここ。20席ほどの、レンガ色の店内には、絵画が飾られ、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロスがアクセントになり、アットホームな空間を作り上げています。
東京中にぞくぞくオープンしたヨーロッパ料理のレストランの中でも、『コルシカ』が確固たる地位を確立しつづけているのは、“洋食”という日本人が作り上げた料理へのイメージを一歩進化させながら、“日本人の舌にしっくりなじむ味”を提供し続けているから。
前菜、スープ、グラタン、スパゲティ、米料理、魚・肉料理……メニューのひとつひとつに「ヨーロッパの味はきっとこんな風だろう」というイマジネーションと、“本場の味”という現実の調和が、きちんととれているから。

3私は篠田シェフおすすめ、旬の桜海老を使った「生の桜海老のスパゲッティ」(¥1500)や、ナスとトマト、モッツァレラチーズの前菜ものった「とこぶしの肝ソースあえ」(¥1200)、そしてサクサクのパイにいちごやマスカルポーネチーズ入りのクリームをあしらった「ミルフィーユ」(¥500)をいただきました。
スパゲッティにはしょうゆ、デザートのクリームの中には、細かく刻んだ栗の甘露煮――どのメニューにも、日本人にとってなじみのある素材が、かくし味。だからこそ、カウンターキッチンの向こう側で、息のあったシェフたちの手から生まれる料理は、なんだか無性に食べたくなる味です。

今から10年前、自らのステージだった厨房を篠田シェフに譲り、現在はホール係としてお客のおもてなしをするオーナーの重本さん。彼が作り上げた歴史ある味、人情味あふれるサービスは、これからもずっと続いていくと思います。

住所   東京都渋谷区恵比寿3の4の17
電話   03(3713)4496
営業時間 17時~23時15分LO
定休日  水曜(夏休み・冬休みあり)
*平日のみ予約可

 
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2006-06-17 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

野菜のケーキが食べられる『パティスリー ポタジエ』(目黒区)

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食事をいただくとき。使われている食材が、無農薬、無添加をうたったオーガニック食材だと、なんとなくうれしいし、体の中がすっきりと浄化される気がする。
その一方で、お砂糖たっぷりの、コクのあるお菓子もやっぱり好き。
そんな矛盾した女ゴコロを納得させてくれるのが、4月にオープンしたばかりの「パティスリー ポタジエ」――昨今のパティシエたちが作る、重厚でメンズライクな店舗とはがらりと印象を変え、かわいらしく、ふんわりとした雰囲気の空間。中目黒駅から歩いて5分の場所にあります。

栃木県宇都宮市で「イヌイ」というオーガニックベジタリアンレストランを営む柿沢安耶さん。そこでシェフ兼パティシエを務めていた安耶さんが考案したのが、野菜をお菓子として確立させた、新感覚のスイーツです。穀物や自然の飼料で育てた卵、さとうだいこんが原料のてんさい糖や国産小麦とともに、無農薬、無化学肥料栽培で育てられた新鮮な野菜や果物が、デザートの作るうえでの大事な素材。

待ちきれずにカウンターに設けられたカフェスペースで、「オーガニックコーヒー」(¥250)といっしょに、マンゴーとニンジンのムースの下にココナッツのムースがしかれた「マンゴーキャロット」(¥420)をイートイン(写真左下)。
さらにショーケースに飾られた、20種のメニューから、(下の写真、手前時計回りに)「ローズヒップ&トマトゼリー」(¥420)、白ゴマ寒天ゼリー入りの「枝豆とコーンのムース」(¥420)、ガトーショコラにゴボウをブレンドした「ゴボーショコラ」(¥420)や青菜入りのスポンジとジューシーなトマトの「グリーンショート・トマト」(¥420)をテイクアウト。
それぞれの野菜や果物の酸味、甘み、風味を絶妙なさじ加減でブレンド。それらがケーキとマリアージュした、野菜のスイーツ――なかなかです。

旬の野菜を仕入れ、洗い、下ごしらえ、そしてケーキに。完成までに、おどろくほど手間と時間のかかるうえ、「野菜の性格や持ち味は、十人十色。その特性をお菓子に生かすために、毎日が研究」と語る安耶さんの、長年の苦労は並大抵のものではないはず。
美味しいといっしょに“栄養”という付加価値も食べられるスイーツ。来週からネットショップも始まりますので、ぜひ召し上がってみてください。

Cafe0610_3

住所   東京都目黒区上目黒2の44の9
電話   03(6279)7753
営業時間 10時~20時
定休日  無休

http://www.potager.co.jp

 
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2006-06-10 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『pizzeria TONINO』であつあつピッツァを。(世田谷区)

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はふはふ言いながら食べる、あつあつのピッツァ。こんがりと焼き上げた香ばしい生地と、フレッシュな具材の組み合わせは、イタリアの国民食としてはもちろん、日本にも熱烈なファンの多い、愛すべき食べ物。もともとは、アラブ圏のパンである“ピタ”が、イタリアのナポリに伝わり、ピッツァになったものだとか。

イタリアで、ローマ、ミラノ、ヴェネチアに続き、第4の芸術の街であるナポリは「ナポリを見てから死ね」という言葉が残されるほど風光明媚な場所。ナポリ湾にぽかりと浮かぶ、温泉療法地としても有名なイスキア島からやってきたのが、『pizzeria TONINO(以下:トニーノ)』のシェフ、DI MASSA ANTONI(アントニオ)氏。彼のニックネームを店名にしたここは、電車の京王線と世田谷線の走る「下高井戸」駅を降りてすぐの一軒家です。

8年前に来日、ちょうど3年前に自らがプロデュースしたお店『トニーノ』をオープンさせたアントニオさん。イスキア島のレストランで、幼い頃からピッツァ職人として窯の前で仕事をしていた彼のポリシーは、“自分の家に招くような気軽さで、伝統をきっちりと受け継ぐ本場のピッツァを食べてもらうこと”。どことなく南イタリアの街並みを思わせるテラスつきの一軒家は、アントニオさん自身のデザイン。漆喰を使った真っ白な店内、そして木材をたっぷりと使ったアットホームな空間のメインスペースには、店の看板でもある、ピッツァを焼くための巨大な薪釜がそびえています。

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6人いるイタリア人スタッフの中で、アントニオさんとともにピッツァ職人を務めるのがディーノさん。ゼロゼロ粉をベースにした生地をこねて、くるくるっと回し、うすーくのばした上にさまざまな具材をトッピング。大きめの木のサーバーにのせて、薪釜で焼き、絶妙のタイミングで取り出すその姿は、目にも美味しいパフォーマンス! トマトソースをベースにした“ロッソ”が17種、“ビアンカ”と呼ばれるトマトソースなしのピッツァは17種。トマトやチーズ、バジル、サラミ……数え切れないほどの具材の組み合わせはそれぞれ、イタリアの伝統にのっとった正統なレシピ。

私は、生ハムや野菜、魚介のマリネの「トニーノの前菜盛り合わせ(2名様~)」(¥2550)とともに、フレッシュトマトやリコッタチーズ、モッツァレラチーズなどがのったピッツァ「プルチネッラ」(¥2000)をいただきました。どれも生き生きとした、ジューシーな味わい。口に運ぶごとにどんどんテンションが上がっていくうまさ。

ピッツァや前菜のほかにも、自家製のパスタや、ナポリの伝統菓子「ババ」(¥900)など、メニューはもりだくさん。イタリア人と日本人スタッフとの愉快で陽気なコンビネーションも、料理に華を咲かせてくれるはず。お友だちと、わいわい楽しみたいときに、おすすめの一軒です。日本で、星の数ほどあるイタリアンレストランの中でも、ここはちょっと違いますよ。

住所   東京都世田谷区松原3の28の10
電話   03(3324)3090
営業時間 11時30分~14時(土日祝日は~14時30分)、18時~22時LO
定休日  月曜

 
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2006-06-03 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

 
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