自宅を開放した『紫陽花カフェ』へようこそ。(世田谷区)
今週は、世田谷区下馬にある『紫陽花カフェ』をご紹介します。下馬という場所は、渋谷や青山に近いわりに、とても静か。だから仕事仲間のカメラマンさんやスタイリストさんたちが大勢住んでいるエリアです。世の中の“いいもの”に敏感で、精通している彼女たちから「とにかく素敵だから」と教えてもらったのが、ここを知るきっかけに。
三宿の交差点を左折し、「下馬営業所」というバスの停留所から、裏通りにある住宅街。大きくて立派な平屋の一軒家をぐるりと囲む重厚な門には、手書きの文字で、ひっそりと小さく手書きされた『紫陽花カフェ』の看板。その門をくぐりぬけ、美しく手入れされた庭を愛でながら、飛び石づたいに玄関へ。ほんわかとした雰囲気が魅力的な、オーナー・的場美法さんが出迎えてくれます。
じつはここ、的場さんのおばあさまのご自宅なのです。20畳近くもある広々としたリビングと和室、そして台所がカフェスペース。30年前に建てられた、レトロで温もりある建物や祖父母が長い間愛用していた家具や工芸品はそのままに、アーティストの友人が空間をコーディネート。おしゃれなライトやカラフルな布を使ったあしらいがスパイスとなって、情緒とモダンさを兼ねた雰囲気に。“光がふんだんに入ること”と“庭を愛でられること”を条件に建てた家は、大きなガラス戸やガラス窓が特徴的なデザイン。だからこそ、店名にもなった紫陽花をはじめ、木蓮や椿、ツツジ、梅、クリスマスローズ……季節の移ろいにあわせた植物の様子を、じかに感じる贅沢さがここにはあります。
的場さんやスタッフが作る料理は、日替わりのお惣菜が4品もつく「本日のごはんセット」(ご飯・お味噌汁つきで¥1500)や、種類が豊富なサラダやごはんに合うおかずといった家庭の味に加え、泡盛で4~5時間も煮込んだ沖縄風豚角煮「ラフテー丼」(¥1000)など、沖縄のエッセンスを盛り込んだメニューも展開しています。
どのメニューも野菜や香菜がたっぷりで、彩り鮮やか。おふくろの味のように温もりがあり、毎日通いたくなる美味しさです。さらに、リビングから見える的場さんやスタッフの仕事ぶりが、とてもていねいでリズミカル。楽しそうに作業する姿にも魅力を感じました。
夜には近くの酒屋さん・野崎商店の店主が届けてくれる「ワイン」(グラス¥700~)や、フルーツのシロップを加えたスイートな「おしゃれ焼酎」(¥700)など、のんべいな的場さんがセレクトするお酒もバラエティ豊かに展開。台所そばの、大きな木のカウンターで一杯ひっかけるのもおつなものです。
自宅を開放しているからこそ伝わってくる本当の温もり。これは、ほかではなかなか味わえないぽかぽか感です。
住所 東京都世田谷区下馬1の25の17
電話 03(3419)1456
営業時間 12時~深夜0時(日曜・月曜・祝日のみ15時~深夜0時)
定休日 火曜日+不定休
http://ajisaicafe.com/
豚の角煮のほか、海苔、しそ、白髪ねぎ、柚子ごしょうなどがトッピングされた「ラフテー丼」(¥1000)と、「和風カプチーノ」みたいな雰囲気の「抹茶ミルク」(¥700)
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2006-04-08 【カフェ】 | 固定リンク
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