『自由学園明日館』で建築と喫茶を楽しもう。(豊島区)
気持ちもぴりりと引きしまるほど、冷たい風に吹かれながら、今週やってきたのは、池袋の閑静な住宅街にある『自由学園明日(みょうにち)館』。
ここは1921年(大正10年)に、羽仁吉一・もと子夫妻が創設した女学校です。当時、遠藤新とともに建物の設計に携わったのが、フランク・ロイド・ライト。母国アメリカではグッゲンハイム美術館などを、そして日本では旧帝国ホテルの設計を務めるなど、言わずと知れた建築界の巨匠です。
東久留米市に場所を移し、「自由学園」として日々を送る今、池袋に構える「自由学園明日館」は、国の重要文化財として指定を受けることに。老朽化した建物の復旧工事が行われ、2001年に再び開業されました。今では一般公開もなされるようになり、私たちはその姿を遠くから眺めるだけでなく、見て、触れて、使って、建物のよさを味わえるようになりました。
敷地の中央には集会所として建てられたホールや食堂、それに寄り添うようにシンメトリーに造られた数々の教室。外国の質素な教会風の建物は、ライトの持ち味でもある、大地と建築物が一体化したような、自然味あふれるデザインです。一歩中へ足を踏み入れると、暖炉や幾何学的な窓、巨大なフレスコ画などが。古き良き西洋の色香の中に、日本をこよなく愛したというライトならではの、栃木の大谷石や京都の町屋を思わせる木材があしらわれています。そこここに和のエッセンスを取り入れた和洋折衷の空間が広がります。
建築の見学だけでも十分楽しめるけれど、私はぜひ入館料にプラス¥200を支払って、ホールでの喫茶をおすすめします。コーヒー(または紅茶)と、自由学園の卒業生たちが中心となって手作りするパウンドケーキやクッキー(1種をセレクト)。光がさんさんと降り注ぐホールで、ライトがデザインしたと言われているお洒落なイスに腰かけ、景観を楽しみながらいただくお茶は、なんともいえない贅沢さ。時間がとまったような、ふしぎな感覚を覚えます。
広報の牛田さんによると、12月は建物内がクリスマス仕様になります、とのこと。とてもすてきでロマンチックらしいので、みなさんもぜひデートにいかがでしょう? 心弾むはずです。
住所:東京都豊島区西池袋2の31の3
電話:03(3971)7535
営業時間:10時~16時
休館日:月曜(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料:400円(喫茶つきは600円)
下の「コメント」をクリックして、人名欄はペンネームを、URL欄は不要、コメント欄にご意見を書き込んで「投稿」をクリックしてください。
トラックバックについて詳しくお知りになりたい方は、「トラックバックについて」をクリックしてご確認ください。
2005-12-03 【カフェ】 | 固定リンク
トラックバック
このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/160820/5488852
このページへのトラックバック一覧 『自由学園明日館』で建築と喫茶を楽しもう。(豊島区):
コメントを投稿
*投稿された内容の修正、削除の依頼は一切応じられませんので、投稿される前に十分にご確認ください。
*「投稿」ボタンは1度だけ押してください。

コメント