老舗のぬくもり、『万惣フルーツパーラー』(千代田区)
さかのぼること弘化3年(1846年)、日本で初めての“くだもの店”が、東京・神田に生まれました。それから159年。宮内庁御用達として、お世話になった人への贈り物を選ぶお店として、人々のハートに不動の“くだもの店”のイメージを焼き付けてきた『万惣フルーツパーラー』。今日は老舗の味と魅力の秘密を解き明かしたいと思います。
1Fはフルーティーで甘い香りがたちこめるくだもの売り場、そして中2Fと2Fは昭和初期に誕生した、ゆったりとくつろげるフルーツパーラーです。ここは淡いグリーンとオレンジが基調の、ほんわりとしたスイートな空間。紺のワンピースに真っ白なエプロンをつけたメイドさん風の接客係がくるくると動き回るさまは、古きよき時代を思わせる、クラシックな印象です。
ラズベリーやパパイヤなど、十分に熟れたくだものを搾った「ピュアジュース」(¥840~)や温かいスフレでフレッシュなくだものを包んだ「フルーツオムレツ」(¥1260)など、思わずよだれが出るほど魅力的なメニューがずらり。ですが、お初の方は、色とりどりのくだものがたっぷり盛られた「万惣フルーツパフェ」(¥1050)と、あつあつの「ホットケーキ」(¥630)をどうぞ。
じつはこのホットケーキ、かの池波正太郎氏も愛してやまなかった逸品。
紙製のランチョンマットには“おいしくいただくための正しいお作法”なるものがあり、以下のような文章が記されています。(1)バターをたっぷりと塗る。(2)自分好みのサイズにカットする。(3)シロップをたっぷりかける。
卵も粉も小麦粉も、まだ貴重だったころに生まれたホットケーキ―ほんのりと塩味がきいた厚みのある生地と濃厚なバター、そして黒蜜がベースのシロップから生まれる味わいは、和と洋が絶妙にからみあう、自慢のデザート。
責任者の萩原さんは言います。「お店はここ、神田だけの展開。規模を大きくするのではなく、内容を濃くしていけたらと。だからくだものたちも、美しく、香りがあっておいしい“本物”をご提供したいと思っています」。熱いスピリットを永い間保ち続けるからこそ、誰もが一目おく老舗として認められるのですね。
万惣フルーツパーラー(東京都千代田区)
住所:東京都千代田区神田須田町1の16
電話:03(3254)3711
営業時間:11時~20時
定休日:なし
http://www.manso-kanda.co.jp/
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2005-08-13 【カフェ】 | 固定リンク
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コメント
万惣フルーツパフェおいしそうですね。
フルーツ系といえば売っている果物が
とてもおいしいですよね。
たまに買うことがあります。
投稿: makimaki | 2005/08/14 20:10:29
makimakiさん、コメントありがとうございます。
わたしは、テイクアウトだと、マンゴープリンが好き。
素材がいいから、ぎゅっとおいしさがつまってて、
最高です。
投稿: 広沢幸乃 | 2005/08/17 0:14:31