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[カフェ]-ホッとなごんで、ゆったり笑って- ゆきののCAFE&DINING OUT

広沢幸乃
美味しくって、心からホッとできるカフェやレストランを日々探し続けるライター。みなさんにとっての“とっておきのお店”がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
コメントお待ちしています!

*いままで紹介したお店は、『ゆきのカフェBOOKMARKS』でご覧になれます。

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しみじみおいしい『マールツァイト』のパン。(文京区)

Cafe080621_1

Cafe080621_2 誰にでも“恋焦がれる味”というのがありますよね。自分は何だったかなぁ…そう考えたときにぱっと思いついたのが『マールツァイト』のパンでした。基本的には持ち帰り専門ですが、その良さをどうしても伝えたいので、ご紹介しますね。
茗荷谷にひっそりと佇むここは、小さい子供からお年寄りまで世代を問わずにやって来る、とびきりアットホームなパン屋さん。小さな店内で、生地作りから焼き上げまでを少人数で行っています。店主はとってもチャーミングな女性・白井幸子さん。

『マールツァイト』のパンすべてに共通するのは、天然の“ミルク酵母”を使っているということ。ドイツでは最高級と称されるその酵母は、無農薬の野草を食べた牛のミルクから作った自家培養のもの。もともとは自宅でイーストを使うパン教室を開いていた白井さん、ふわふわでやわらかいパンが全盛期の中、日本ではほとんど馴染みのなかったミルク酵母と出会ってしまい、その秘密を追求したくなったのが、すべての始まりでした。

ミルク酵母で作るパンは、子育てと同じで、型などにはめ込まず、生地にまかせて大きくのびのびと焼くことが大切だと悟った白井さん。修行に修行を重ねたうえで、50歳になった2000年に『マールツァイト』を開きました。
酵母が“生きている”からこそ、温度や湿度の管理が難しく、生地を2回発酵させて焼くまでに10時間近くもかかるのに、今では、名物でもある「ライ麦カンパーニュ」(¥1260)や、個人的に大好きな「白パン」(¥945)やオーガニックのレーズンやくるみが入った「ノアレザン」(¥630)など……全部で40種近くのアイテムが揃っています。

Cafe080621_3 「最高の酵母を使っているからこそ、その味を十二分に引き立てる素材を使いたい」という気持ちから、卵も自然のエサで育てられている合鴨の有精卵、南アルプス山系の白州の水、上質な国産小麦、無農薬の野菜……パンに使うものすべてが、作り手の見える、安全な素材なのです。
がぶりとほおばれば、ほどよい酸味、まろやかさ、コク、ほんのりとした甘み……“うまみ”が口いっぱいに広がって、うっとり夢心地に。食べるだけで幸せになれる、私の元気の源です。

ある時、『マールツァイト』のお向かいの庭に、無農薬のミカンがなりました。それをもらった白井さんはジャムにしてお返しし、またある人は砂糖漬けのピールにして白井さんに持ってきてくれました。こういうあったかいトレードができるお店は、心から信用できるし、ずっと通って行きたいなと思えます。皆さんにも、できれば白井さんと直接お話をして欲しいけれど、遠方の方はお取り寄せもできますので、ぜひ召し上がってみてくださいね。

そして。このコラムも今回が最終回となります。長年取材してきて、“食べ物に携わる人って、心の底からいい人が多いな”というのが正直な感想。いい作り手はいい味を生むのでしょうね。これからもすてきなお店がどんどん増えていくことを期待したいと思います。
最後に、今まで読んでくださったみなさま、制作サイドのみなさま、心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

Cafe080621_4 住所   東京都文京区大塚3の15の7
電話    03(5976)9886
営業時間  11時~19時
休み   日曜(振替月曜休日)

http://mahlzeit.hp.infoseek.co.jp/

 
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2008-06-21 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (3)

『bills [オーストラリアン] 七里ヶ浜』で海を見ながら味わう幸せ。(鎌倉市)

Cafe080614_1

Cafe080614_2みなさんはオーストラリアで絶大な人気を誇るオーナーシェフ、ビル・グレンジャーをご存知ですか? 彼の作る食事、とくに朝食は“世界一”と言われていて、有名セレブはもちろんのこと、地元シドニーの人々の舌をめろめろにしてしまったほど。シドニー以外で初めてお店を出したのが、鎌倉市にある七里ヶ浜海岸ということで、どんな風にどれくらいおいしいのか、今日はそのレポートです。

海を目の前にした、おしゃれな鉄筋コンクリート造りの商業施設「WEEKEND HOUSE ALLEY」。その2階に彼のレストラン「bills」はあります。朝からの営業で、ソファがたくさん置かれた“ラウンジ”と、ランチから営業がスタートする“ダイニング”の2つのルームに共通するのは、“まるでビルの家に招かれたかのような居心地のよさ”。オープンキッチンでは、ビル本人から直接指導を受け、そのスピリットを受け継いだシェフたちが、いきいきと調理する姿がうかがえます。

メニューは基本的に時間帯によって“ブレックファスト”“ランチ”“アフタヌーンティー”“ディナー”に分かれるけれど、初めて訪れたなら、ぜひ「bills」の味を世に知らしめた、終日楽しめるオーソドックスなメニュー“bills classics”を。今日は、その中から人気の2品を紹介しますね。まずは、「オーガニックスクランブルエッグ w/トースト」(¥1200)。これは卵と生クリーム、それに岩塩を加えた卵液を、少量のバターを溶かしたフライパンでゆっくりと焼いたもの。作り方のコツは、木ベラを使ってあまり混ぜすぎないこと――肩透かしをくらうほどシンプルなのに、ぷるぷるの食感で、口に含んだとたん、とろんと溶けてしまうほどの口溶けのよさ。カリッと焼いたライ麦入りパンが、いいアクセントになってくれます。

そして、日本の料理で置き換えれば、お好み焼きのような「スイートコーンフリッター」(¥1400)。これは、もぎたてのとうもろこしや新鮮なパプリカなどを、試作を重ねた小麦粉ベースの生地に混ぜ、カリッと焼いたものに、アボカドベースのソースがたっぷりかかっています。コーンやパプリカのジューシーな甘み、アボカドのコクとクリーミーさ。すべてが相まって圧巻のおいしさに。
この店の料理の根底にあるスピリットは、ビル自身が惚れ込んだ鎌倉の地野菜や近海で採れた魚など、フレッシュな素材を用い、それに合うごく少量のスパイスを使って、極めてシンプルに仕上げること。それでいて奥深い味わい。そう、ビルは、料理の天才なのです。

海の向こうに広がる水平線、潮風に心地よい波の音、サーフィンを楽しむ人たち、……こんなすてきな環境でいただく「bills」の料理は、本当の意味での“ごちそう”。
電車にのって鎌倉まで、そこから江ノ電にのって七里ヶ浜。
ゆったりしたいな、そんなときにぜひ行ってみたい場所です。

Cafe080614_3 住所   神奈川県鎌倉市七里ガ浜1の1の1 WEEKEND HOUSE ALLEY 2F
電話    0467(33)1778
営業時間 日~木曜日  9時~22時(LO 21時)、金・土・祝前日 9時~23時(フードLO 21時、ドリンクLO 22時)
休み   不定休

http://www.bills-jp.net/billsshichirigahama/

 
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2008-06-14 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

真摯さが伝わってくる『洋菓子舗 ウエスト』のティーサロン(目黒区)

Cafe080607_1

Cafe080607_2幾重にも重なった層がおいしさの秘密である葉っぱ型の「リーフパイ」に、バターをたっぷりと使った「ドライケーキ」……『洋菓子舗 ウエスト』の手作り菓子は、常に特別な存在。お菓子はもちろんのこと、都内に数店舗あるティーサロンも、じつはとてもすてきな場所なのです。

今日は、個人的に“いちばん落ち着くなぁ”と思っている目黒店におじゃましました。パッケージ同様、クリーム色を中心に、こっくりとした木の色を生かした店内に流れるクラシックのメロディ。やさしい光を放つ間接照明。ぱりっと美しいクロスが敷かれたテーブルにふかふかの絨毯。毎週火曜美日と金曜日に、専門家によってテーブルなどに生けられるという季節の花々。『洋菓子舗 ウエスト』が、すみずみまで伝統と品格を感じさせる理由は、昭和22年創業当時から、すべてに対して“真摯”であることを大切にしているからなのでしょう。

Cafe080607_3 特注でこしらえたという、体にしっくりとなじむ椅子に腰掛けて、「ケーキをお願いします」と注文すると、ウェイトレスさんが木製の見本台に美しく盛られたケーキを持ってきてくれます。今回はその中から、喫茶だけの限定品でもある、生クリームとカスタードを組み合わせた「ハーフ&ハーフシュー」のセット(お茶つきで¥1155)に。手作りのカスタードや新鮮な生クリームを、ふわふわのシュー生地が包み込みます。ダージリン、アールグレイ、キームンから選べる「ティー」との相性は格別です。

3種から選べる「ミックスサンド」(¥1155~)は、一般的なそれとは違っています。まずひとつは、パンを白パンかライ麦のどちらかから選べること。希望すればトーストしてくれること。さらに具の野菜もちょっと変わっていて、ブロッコリーにトマト、セロリ、サラダほうれん草などが入り、とても“ハイカラ”です。

コーヒーや紅茶を注文すると、カップになくなると同時に「お代わりいかがですか?」。その言葉に甘えてしまい、つい「はい、もう1杯」――そうやって、どんどん長居してしまう『洋菓子舗 ウエスト』のティーサロン。パフェ風の「ストロベリーサンデー」(¥1155)に、季節のパイを使った「パイ・ア・ラ・モード」(¥1150)……今度はいつ来ようか、何を注文しようか。『洋菓子舗 ウエスト』への愛は果てしなく続きます。秋には現在改装中の青山店もリニューアルオープンするとか。こちらの完成も今から楽しみです。

Cafe080607_4住所   東京都目黒区目黒1の3の16 目黒ハイツ2F
電話   03(3493)6779
営業時間  9時~23時(土・日・祝日)12時~21時
休み   なし

http://www.ginza-west.co.jp/

 
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2008-06-07 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

『ザ・テラス』でとびきりの朝食タイム。(目黒区)

Cafe080531_1

Cafe080531_2突然ですが、私は原稿を書くのも仕事用の資料を作るのも、日が昇るころにスタート。起きた瞬間からバリバリ動ける超朝型人間なので、1日のスタミナを担う朝ごはんはとっても大事。ここ1年ほど、“自分へのひそかなごほうび”とか“子育てで忙しい友人に会う”ときに重宝しているのがホテルの朝食ブッフェ。都内あちこちめぐりましたが、今日はゆったりモードな雰囲気が私好みの「ウェスティン東京」にある『ザ・テラス』の「ブレックファストブッフェ」(¥3600)をご紹介しますね。

『ウェスティンホテル』といえば、世界でも有数の歴史あるホテル。こうした国際的ブランドのホテルは、どこか敷居が高く、入るのにも躊躇しがちですが、ここ『ウェスティンホテル東京』は、何度でも通いたくなる居心地のよさが魅力。ヨーロピアンクラシックのインテリアで統一された館内の1階のラウンジの向こうに、レストラン『ザ・テラス』があります。

好きなものを好きなだけお皿に盛り、美しくセッティングされたテーブルに着席して、気楽に食べられるのがブッフェの醍醐味。奥行きのあるカウンターの前には焼きたてのパンに色とりどりのフルーツ、新鮮な野菜にジューシーなお肉料理など、和洋折衷さまざまな料理がずらり。まさに食のパラダイス!
ホテルによってブッフェの“色”というのがありますが、ここ『ザ・テラス』は、アメリカで注目を集めている“スーパーフード”を使ったメニューを取り入れているのが特徴。そもそもスーパーフードって何? というところから説明すると、栄養素が豊富な食物を用い、単体ではなく食べ合わせで相乗効果を計ることができる食べ物のこと。ほうれん草とトマト、シナモンと大麦などの全粒穀物、はちみつとヨーグルトなどが一例で、そのスピリットを生かしたメニューが数多く並びます。
さらに、「カリフラワーと様々な豆のクリームシチュー」だったら塩気や油脂を控え、「自家製ワッフル」ならば甘みをぐっと抑える。といったように、他のホテルに比べて味付けもかなり控えめ。ブッフェならではの食べ応えを大事にしつつも、栄養面や健康のこともしっかり考えてくれているところがうれしい限り。

Cafe080531_3早朝から味わえる、ホテルマンたちによるすがすがしい「いらっしゃいませ」のあいさつと、気さくでありながら誠実なサービス、そしてバラエティ豊かなお料理の数々。これだから少々高くても、ホテルの朝ごはん通いはやめられません。
ガラス窓の向こうには、朝日に輝く緑の中で、バラをはじめとした美しい花々が咲き誇っています。今の季節なら、テラス席での食事も贅沢ですよ。
しっかり食べたら、さぁ今日も1日がんばりましょう。

住所   東京都目黒区三田1の4の1 恵比寿ガーデンプレイス内
電話   03(5423)7000(代)
営業時間  6時30分~23時30分(ブレックファストブッフェは10時30分終了)
休み   なし

http://www.westin-tokyo.co.jp

 
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2008-05-31 【カフェ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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